2017年01月19日 11時10分

Source: Hitachi, Ltd.

日立ソリューションズ、通話録音データの一元管理から分析までを行う「音声認識管理システム」を販売開始
金融機関などのコンプライアンス強化や業務効率化、応対品質向上を実現

東京, 2017年01月19日 - (JCN Newswire) - 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、多拠点(本社、支社など)のお客様との通話を録音した音声データ(通話録音データ)を一元管理して活用できる「音声認識管理システム」を1月20日から販売開始します。

本システムは、CRM(顧客管理システム)などと連携し、お客様の電話番号で紐づけた氏名や年齢、契約番号などでも通話録音データを検索できます。また、オプションで、通話録音データをテキストデータに変換することで、キーワードによる検索やフォルダへの自動整理も可能になります。

これにより、金融機関などのコンプライアンス部門の管理者は、1件ずつ確認せずに、不適切な商品説明を迅速に発見できるなど、企業のコンプライアンス強化や業務効率向上を図れます。また、各拠点からも検索できるため、営業担当者の応対品質向上にも活用することができます。

さらに、日立ソリューションズは、今後、通話録音データをビッグデータとして分析することで、企業の商品・サービス企画や営業活動などへの二次利用を支援していきます。

■ 背景

近年、銀行や証券会社、保険会社などの金融機関が、金融商品を高齢者などに販売する上で、その内容やリスクの説明を行ったことを証跡として残しておくことが、金融庁のガイドラインなどで求められています。これにより、営業員がお客様と会話したすべての通話記録を証跡として残している金融機関が増えています。しかし、通話記録は拠点ごとに管理されていることが多く、コンプライアンス部門では内容を確認しきれないという問題があります。

■ 「音声認識管理システム」の特長

1.複数のサービスや装置で取得した通話録音データを一元管理
本システムは、国内大手の電話会社が提供する通話録音サービスや、通話録音が可能な構内交換機(PBX)などの装置に対応しています。そのため、拠点ごとに通話録音装置を導入せず、音声管理サーバーで通話録音データを一元管理できます。また、ユーザーは、クライアントソフトをインストールすることなく、Webブラウザから利用でき、他拠点からの検索や再生も可能です。

2.使いやすさを追求した検索・再生画面
通話録音データに含まれる電話番号、通話日時、通話時間による検索だけでなく、お客様の電話番号で紐づけた氏名や年齢、契約番号などでも検索できます。また、通話録音データにメモや関連資料を紐付けることで、効率的な管理を行うことができます。
他にも、通話録音データにアクセス権限を設定することで、再生できるユーザーを限定できます。

3.通話録音データをテキスト化し、フォルダへ自動整理
通話録音データをテキストデータに変換し、特定のキーワードを含む通話録音データを検索したり、フォルダに自動で整理したりできます。
また、今後、蓄積した通話録音データを、株式会社日立製作所が提供する「音声データ利活用ソリューション」やテキストマイニングソフトウェアと連携させて、ビッグデータとして分析するソリューションも提供していきます。たとえば、商品の購入や解約に至る通話の特徴などを抽出して、商品・サービス企画や、営業活動に活用するなど、お客様に新たな付加価値を提供していきます。

■ 活用例

1.お客様との間で、「説明した/説明していない」などのトラブルを検証 (氏名で検索)
2.高齢者への投資勧誘で規則に従った内容を説明しているかの確認(年齢で検索)
3.長時間の通話は、問題が発生している可能性が高いので内容を確認 (通話時間で検索)
4.お客様のクレームに対して、禁止用語などを使った不適切な発言をしていないかの確認
(オプションでテキストデータに変換し、キーワードで検索)

■ 今後について

日立ソリューションズは、金融商品を扱う、銀行、証券会社、保険会社などの金融機関を中心に、通話録音データを活用し、コンプライアンス強化を図る企業に向けて、本システムを提供していきます。

■ 対応サービスと対応装置

1.対応サービス(会社名のアルファベット順に掲載)
KDDI株式会社「通話録音機能」
株式会社NTTドコモ「通話録音サービス」
2.対応装置
株式会社ナカヨ製 ビジネスフォン「NYC-iF」
ナカヨ電子サービス株式会社製 IP-PBX「VC-SIPCシリーズ」対応通話録音装置
株式会社長塚電話工業所製 通話録音アダプター「NS4U」
上記のサービスや装置を既に導入している企業は、さらに初期導入コストを抑えることができます。

■ ナカヨ電子サービス株式会社 執行役員 ソリューション事業部長 今井佳昭氏からのエンドースメント

「ナカヨ電子サービスは日立ソリューションズの『音声認識管理システム』の販売開始を歓迎いたします。当社の『NYC-iF』の通話録音機能と連携し、複数拠点の通録が統合して一元管理されることにより、コンプライアンス管理やお客様の声の分析などが非常に効率的運用され、導入企業様の価値向上につながると確信いたします。」

■ 提供価格

5ユーザーライセンス 800,000円(税別)~
※サーバーが複数台の場合は、台数分のライセンスが最低限必要となります。
※取り込み先が複数拠点の場合は、拠点分のライセンスが最低限必要となります。
※価格のユーザーライセンスは、本システムを同時に利用するユーザー数で、 録音対象の電話番号の数や通話録音データの件数に依存しません。

■ 販売開始時期

2017年1月20日

■ 「音声認識管理システム」について

URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/onsei/

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi-solutions.co.jp/company/press/news/2017/0119.html

概要:日立製作所

詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>
URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
Tel: 0120-571-488

Source: Hitachi, Ltd.
セクター: 水, IT, 自動車, エネルギー, 宇宙・防衛

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


日立がGreen x Digitalコンソーシアムにおいて、仮想サプライチェーンでのCO2データ連携の実証実験に成功
2023年08月09日 13時00分
 
コマツと日立が技術供与し、デンヨーが開発・製品化した水素混焼発電機をコマツ 小山工場に導入
2023年08月08日 11時00分
 
日立と通天閣観光、大阪のシンボル通天閣でリニューアルしたLED看板を9月に点灯開始
2023年07月26日 14時00分
 
日立、国内初 融資の申込から融資実行後の管理まで一連の業務をデジタルで完結する「金融機関向け融資DX推進サービス」を提供開始
2023年07月21日 12時00分
 
日立Astemo、交差点や単路での衝突被害軽減ブレーキを可能とする広角ステレオカメラによるセンシングシステムがいすゞの新型エルフに採用
2023年07月14日 13時50分
 
日立、シリコン量子コンピュータの実用化に向け、大規模集積に適した新たな量子ビット制御方式を提案
2023年06月12日 13時00分
 
日立、AWSとの協創によりハイブリッドクラウドソリューションを強化
2023年06月06日 11時00分
 
日立、青森県向けに「流域治水 浸水被害予測システム」を初納入、本格運用開始
2023年05月25日 11時00分
 
米国アリゾナ州と日立ヴァンタラが、優れたデータ分析とモダンアナリティクスで 貴重な水資源を確保
2023年05月23日 12時00分
 
日立と東芝が台湾向け高速鉄道車両を約1,240億円で受注
2023年05月19日 11時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>