2017年04月17日 12時10分

Source: NEC Corporation

NEC、業務システム基盤構築ソフト「SystemDirector Enterprise」を機能強化
APIを活用した業務アプリケーション開発に対応

東京, 2017年04月17日 - (JCN Newswire) - NECは、業務システム基盤構築ソフトウェア「SystemDirector Enterprise」について機能強化を行いました。

具体的に、高品質な業務アプリケーション開発の効率化を支援する「SystemDirector Enterprise V9.4」について、FinTechに代表されるAPI(注1)を活用した業務アプリケーションの開発を容易にする機能や、マルチデバイスに対応可能なSPA(Single Page Application、注2)の開発を効率化する機能を新たに提供します。これにより、システムの開発期間短縮や品質の向上を実現し、企業のICT投資の効率化を支援します。
また、ソースコードなどからシステム内の資産を可視化し、業務アプリケーション保守の効率化を支援する「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite V2.0」について、新たにIDLⅡ(注3)プログラムをサポート対象として追加します。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、本製品の提供を通して、企業や団体のICT基盤の安全・安心で効率的な運用と新たな価値創造を支援していきます。

背景

近年、企業間での競争が激しくなる中、企業は従来型の基幹システム(SoR、注4)の安定性や保守レベルを維持しつつ、限られたICT投資をIoTやビッグデータを活用した基幹システム(SoE、注5)の構築にシフトし、ビジネスに結び付けて成果を上げたいと考えています。そのために、開発や保守の効率化が不可欠となっています。今回、「SystemDirector Enterprise」の強化によりFinTechをはじめ、物流や公共サービスの領域などにも拡大するAPI活用や、HTML5(注6)をベースとしたSPAの開発機能などを提供開始します。

機能強化について

1. 「SystemDirector Enterprise V9.4」の強化について

(1) APIを活用した業務アプリケーション開発機能を新規提供

Open API Initiative(注7)が標準化を進めているOpen API Specificationに準拠したAPIに対応し、自社で開発したAPIや他社が公開するAPIを活用した業務アプリケーションの開発を効率化する以下の機能を提供します。

- Open API Specificationに準拠したJSON形式(注8)のAPI仕様をリアルタイム開発デザイナーにインポートし、画面テンプレートを自動生成する機能
- API仕様と画面の詳細な関係をグラフィカルに設計する機能
- APIを活用した業務アプリケーションを自動生成する機能

APIを業務アプリケーションから利用する際の各種作業を自動化することで、開発期間の大幅な短縮と品質の向上を実現します。

(2) SPAの開発を効率化する機能を新規提供

スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスにシングルソースで対応可能な業務アプリケーションの実現を容易にするため、HTML5をベースとしたSPAの開発を効率化する以下の機能を提供します。

- SPAの画面遷移や画面レイアウトをグラフィカルに設計する機能
- 設計データから機能設計書を自動生成する機能
- SPAを自動生成する機能

本機能の活用により、SPAの開発量や人的作業を大幅に削減でき、Time To Marketの短縮や開発・保守コストの削減が可能となります。

2. 「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」について、分析対象の業務アプリケーションにIDLⅡプログラムを追加

ソースコードなどからシステム内の資産を可視化し、業務アプリケーション保守の効率化を支援する「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」について、今回新たにIDLⅡプログラムをサポート対象として追加します。これにより、従前よりサポート対象だったCOBOLやCOBOL/Sと組み合わせ、より多くの業務アプリケーションの棚卸、可視化、診断が可能となります。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://jpn.nec.com/press/201704/20170417_01.html

(注1)API(Application Programming Interface):企業や公共機関がインターネット上で公開したサービス。APIを利用すれば元々存在するプログラムを呼び出し、その機能を組み込んだソフトウェア開発が可能。
(注2)SPA(Single Page Application):ブラウザ上で変更のあった部分のみを画面に反映する技術。
(注3)IDLⅡ(Integrated Data-oriented Language II):NEC独自の第四世代言語。
(注4)SoR(System of Record):記録や統制のためのシステム群。
(注5)SoE(System of Engagement):顧客との関係を強化するシステム群。
(注6)HTML5(Hyper Text Markup Language5):Webのハイパーテキストの記述に使われているマークアップ言語。
(注7)Open API Initiative:RESTful APIインターフェイスを記述するための標準フォーマットを推進する団体。
(注8)JSON(JavaScript Object Notation)形式:人間にとって読み書きが容易で、マシンにとっても簡単にパースや生成を行なえるデータ交換のフォーマット。

「SystemDirector Enterprise」について

URL: http://jpn.nec.com/SystemDirectorEnterprise/index.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC クラウドプラットフォーム事業部
TEL: 044-431-7631
Web: http://jpn.nec.com/SystemDirectorEnterprise/contact.html

Source: NEC Corporation
セクター: メディア, IT

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