2017年05月15日 15時50分

Source: Fujitsu Ltd

富士通、Cloud Lending社のレンディング・リーシング業務向けクラウドサービスを販売開始
会計ソフトの国内最大手「弥生」子会社が採用、独自のオンラインレンディング事業を早期立ち上げ

東京, 2017年05月15日 - (JCN Newswire) - 当社は、Cloud Lending Solutions(本社:米国カリフォルニア州、CEO:スネハル フルゼーレ、以下、Cloud Lending)が開発したレンディング業務(注1)とリーシング業務(注2)向けSaaS「CLシリーズ」に、金融システムに精通した当社の技術者による導入支援や運用をサービスとして付帯したソリューションを、5月15日より販売開始します。Cloud Lending社のサービスが日本で提供されるのは今回が初めてです。

お客様は、本ソリューションを利用することにより、レンディング業務、リーシング業務に関連した一連の業務プロセスを、SaaSをベースとしたシステムで迅速、かつ低コストで実現することが可能になります。

本ソリューションの国内初のお客様として、国内会計ソフトの最大手である弥生株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡本 浩一郎、以下、弥生)様の子会社であるALT株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡本 浩一郎、以下、ALT)様での採用が決定しました。ALT様は、本ソリューションで独自のオンラインレンディング事業を立ち上げ、2017年10月を目処に試験的融資を開始する予定です。

当社は今後、本ソリューションを、アジア太平洋地域をはじめグローバルに順次展開していきます。

なお、本ソリューションは、5月18日(木曜日)、19日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2017」に出展されます。

背景

当社は、全世界の金融機関のお客様に向け、Fintechを活用したビジネス革新を実現するソリューションを提供することを目的に、2016年7月12日にCloud Lending社と戦略的パートナーシップに関するMOUを締結しました。本MOUに基づいた協議を進め、このたび、Cloud Lending社と国内初となる販売代理店契約を締結しました。レンディング業務やリーシング業務に関連する申込から審査、契約、回収までの一連の業務プロセスを電子化したCloud Lending社のSaaS「CLシリーズ」を、金融システム構築とサポートサービスの豊富な実績と経験を持つ当社の技術者による導入から運用までの幅広いサポートを組み合わせたソリューションとして、5月15日より提供開始します。

本ソリューションの特長

「CLシリーズ」は、レンディング業務やリーシング業務に係る、申込から審査、契約、回収までの一連の業務プロセスを電子化し、SaaSとして提供する最先端のクラウドサービスです。

あらかじめ設定したスコアリングモデル(注3)を基準に、貸出先の申込情報に対する審査を自動で行い、その審査に基づいた契約締結までのプロセスを管理する「CL Originate」や、契約の種類に応じて、貸出先ごとの契約の進捗や貸出金の請求・回収状況を管理する「CL Loan」、「CL Lease」、債権回収の延滞状況を管理する「CL Collections」を提供します。さらに、出資者を募って収集した資金を貸し出し、回収した資金を出資者へ返済するクラウドファンディング事業に対応する「CL Marketplace」も含めた5つのモジュールで構成されており、必要なモジュールを必要なライセンス数から選択することが可能です。

当社は、長年にわたる豊富な金融システムの構築実績と金融業務のノウハウを活かし、「CLシリーズ」のお客様のシステム環境に合わせた導入支援や運用といったトータルなサポートを組み合わせて提供します。これにより、オンプレミス環境で構築されている伝統的なレンディング業務、リーシング業務向けシステムを迅速に最先端のクラウドシステムへと移行させることが可能です。また、Fintechを活用して新たにレンディング業務やリーシング業務に参入する場合でも、高品質な業務システムを短納期かつ低コストで立ち上げることができます。

今後の展開

当社は今回の日本国内での展開に続き、各国の言語や法律に合わせたローカライゼーションを進め、まずはアジア太平洋地域のお客様向けに本ソリューションを展開します。その後、順次グローバルに提供地域を拡大していきます。

販売価格、および提供開始時期

販売価格、および提供開始時期
商品名:
- CL Originate
- CL Loan
- CL Lease
- CL Marketplace
- CL Collections
- 導入支援サービス
- 運用サービス
販売価格: 個別見積り
提供開始時期: 2017年5月15日

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/05/15.html

注釈
注1 レンディング:事業性融資、消費者融資、信用販売などを含んだ広義の貸金業務。
注2 リーシング:比較的長期間の賃貸借取引行為。一般的に機械や設備などの特定物件の所有者たる貸手(リース企業)が、当該物件の借手(ユーザー)に対して、合意された期間において、それを使用収益する権利を与え、一方で借手は、合意された使用料をリース企業に支払う取引行為。
注3 スコアリングモデル:貸出先の財務情報に基づいて返済の確実性や信用度を数値化したもの。

概要:富士通株式会社

詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。

Source: Fujitsu Ltd
セクター: エレクトロニクス, IT

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


富士通、世界初 形式の異なる企業のデジタルアイデンティティー証明書を変換する技術を開発し欧州データスペースへの接続実証に成功
2024年04月19日 10時00分
 
富士通とオラクル、日本市場におけるデータ主権要件に対応するソブリンクラウドの提供に向け戦略的協業
2024年04月18日 11時00分
 
富士通、REHAU Industries様の部品製造工程における品質管理を支援
2024年04月09日 17時00分
 
富士通、三菱UFJフィナンシャル・グループ様とネイチャーポジティブの実現に向けたMOUを締結
2024年04月04日 10時00分
 
富士通Japan、静岡がんセンター様の全ゲノム解析・RNAシーケンシングを併用するゲノム検査に対応した「がんゲノム医療統合システム」を構築
2024年03月25日 14時30分
 
富士通、採用計画について
2024年03月19日 10時30分
 
富士通とAWS、クラウドでのレガシーシステムのモダナイゼーション加速に向けてグローバルパートナーシップを拡大
2024年03月18日 12時00分
 
富士通など、超伝導量子コンピュータを用いた超高性能計算プラットフォームが、「第53回 日本産業技術大賞」の最高位「内閣総理大臣賞」を受賞
2024年03月15日 10時30分
 
東海国立大学機構と富士通、包括協定における宇宙天気予測の課題探索や技術開発を加速
2024年03月14日 11時40分
 
富士通、2024年総合労働条件改善交渉における賃金水準改善について
2024年03月13日 11時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>