富士通とNetApp、戦略的なITインフラの実現に向け垂直統合型プラットフォーム「NFLEX」を提供

2017年11月03日 10時00分

Source: Fujitsu Ltd

東京, 2017年11月03日 - (JCN Newswire) - 富士通株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：田中達也、以下、富士通）とNetApp, Inc.（本社：米国カリフォルニア州、CEO：George Kurian、以下、NetApp）は、仮想環境の導入と運用をシンプルに実現できる垂直統合型プラットフォーム「NFLEX（エヌフレックス）」を共同で開発しました。

これまで約20年間にわたる両社の協業を通じて培ったノウハウを結集した本製品は、すぐに利用できる状態で提供され、モジュール化された高い拡張性や事前設定された拡張パック、電話一本でのサポートサービス、統合管理機能を含む、シンプルな垂直統合型プラットフォームです。これによりシステム運用コストを削減し、お客様のビジネスを加速します。

2018年前半より、欧州、中東、アフリカ地域から販売を開始します。

「NFLEX」は、富士通の最新のマルチノードサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY CX400 M4」と、インフラ機器統合管理ソフトウェア「FUJITSU Software ServerView Infrastructure Manager」、およびNetAppのオールフラッシュストレージ「NetApp AFF A」シリーズもしくはハイブリッドストレージ「NetApp FAS」シリーズと、NetAppのデータ管理ソフトウェア「NetApp Data ONTAP(R)」から組み合わせて提供します。

「NFLEX」は、富士通とNetApp双方が工場において各ハードウェアを1つのラックに搭載し、ソフトウェアのインストール、事前動作検証を行った上で出荷します。そのため、導入後の不具合発生リスクを最小化し、お客様に信頼性の高いITインフラを提供するとともに、仮想環境の導入、運用を大幅に効率化することができます。また、優れた低消費電力性を備えているため、運用コストの削減も実現できます。さらに、高い可用性により、システムメンテナンスなどに伴う計画的なシステム停止時間を最小化することで、お客様のビジネスを支援します。

お客様は、搭載するサーバの数やメモリとストレージの容量、ハイブリッドやオールフラッシュといったストレージの種類を用途に合わせて選択できます。加えて、高いレスポンス性能を有し、ますます多様化する需要の変化や今後のビジネス展開に合わせてサーバやストレージを適切に拡張でき、お客様の新たなサービスに競争優位性をもたらします。

「NFLEX」は、業種を問わず大・中規模企業のお客様の、クラウド環境で展開されるワークロードへの対応や、サービス提供力の強化、革新的なサービスの提供を支援します。また、「FUJITSU Software Enterprise Service Catalog Manager（注1）」および「NetApp Data Fabric（注2）」と組み合わせることで、ハイブリッドクラウドにも迅速に対応することが可能です。さらに、富士通のサーバおよびNetAppのストレージをベースとした既存システム環境との相互運用も実現できます。

富士通株式会社執行役員データセンタプラットフォーム事業本部長坂井賢一のコメント
富士通とNetAppは、次世代の垂直統合型インフラ提供を実現するために新しいアプローチが必要だと考え、「NFLEX」の設計の初期段階から両社で共同開発を進めてきました。両社は業界の主要ベンダーとして長年にわたり垂直統合型インフラ分野で協業をしてきましたが、「NFLEX」はその最新の成果と言えます。「NFLEX」は、全世界で多くのお客様から信頼を得ている両社のサーバとストレージを組み合わせることで、稼働時間、運用効率性、生産性を高めるとともに、システム運用におけるコストやリスク、複雑性を低減します。

NetApp, Inc. コンバージド・インフラストラクチャーグループバイス・プレジデントランジート・スーダンのコメント
多くの企業にとって最も重要な戦略課題となっているデジタルトランスフォーメーションにおいて、システム管理者は、現代のビジネスで扱う大量データを利用し、それらを適用してビジネス全体における新しい価値を生み出さなければならないという大きな重圧を感じています。「NFLEX」をはじめとする、ハードの導入から展開、運用そしてサポートまでを容易に実現する垂直統合型ソリューションは、このような多くの課題にとっての解決策となります。また、「NFLEX」による強固なデータ管理機能を通じて容易に実現されるクラウドベースのイノベーションが、新たな可能性をもたらします。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
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概要：富士通株式会社

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