2018年02月09日 18時00分

Source: Toyota Motor Corporation

TOYOTA GAZOO Racing、昨年WRC復帰後初優勝を果たしたスノーラリーのスウェーデンに3台のヤリスWRCで参戦

豊田, 2018年02月09日 - (JCN Newswire) - TOYOTA GAZOO Racingは、2月15日(木)から18日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦します。

開幕戦ラリー・モンテカルロではタナックが2位、ラトバラが3位と2名のドライバーが表彰台に上がり、チームは良いシーズンのスタートをきることができました。迎える第2戦ラリー・スウェーデンは、全13戦で唯一の「フルスノーラリー」です。森林地帯を中心とするコースはグラベル(未舗装路)の上に雪が降り積もり、全SS(スペシャルステージ)が雪道で行なわれます。そのため、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用タイヤを装着してSSを走行します。SSの平均速度はWRC全戦の中で毎年トップ3に入るほどハイスピードなラリーであり、高度なエアロダイナミクス、高速安定性に優れたサスペンション、高いエンジンパフォーマンスがクルマに求められます。ヤリスWRCとラリー・スウェーデンのマッチングは良く、昨年はラトバラが優勝を果たしました。

ラリーは2月15日(木)夜、スウェーデンのカールスタード近郊の競馬場が舞台となるスーパーSSで競技が始まります。そして16日(金)からの3日間はトルシュビーのサービスパークを中心にSSが行われ、16日(金)は隣国ノルウェーでもSSが行なわれます。17日(土)は「ハグフォシュ」や「ヴァルゴセン」といった有名なSSを中心に走行。そして最終日の18日(日)は多くの観客が集うことで知られる「リケナス」で2本のSSを行ない、サービスパークのすぐ近くを走行する「トルシュビー」のパワーステージで競技は終了します。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は314.25km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1400.79kmとなります。

トミ・マキネン(チーム代表)
スウェーデンは我々が得意とするラリーです。フィンランドにて全ドライバーが各2日間の事前テストを行ないました。テストを通してさらなる改善を果たせたと思いますが、問題はライバルがどれくらい進化したかということです。きっと挑戦し甲斐がある1戦になるでしょう。今回はどうやら十分な積雪がありそうですが、それは観客の皆さんにとって嬉しい知らせです。昨年ヤリ-マティはこのラリーで勝ち、オットはヤリ-マティと僅差の優勝争いをしました。エサペッカは他の二人と比べると経験こそ少ないですが、雪道では常に良い走りをできています。我々は常に改善を続けており、ラリーに対して十分な自信はありますが、現実的に考えてもいます。

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
スウェーデンは私のお気に入りのラリーのひとつです。そして、それほど昔のことには感じられないのですが、もう10年も前にWRC初優勝を果たした思い出のラリーでもあります。事前のテストでは特に低速でテクニカルなセクションでの走りの改善に注力し、前進することができたと思います。クルマは、昨年よりも確実に進化しています。とは言え、今年はきっと昨年よりも厳しい戦いになるでしょうし、チームメイトも非常に強力です。コースには雪が多くウインターラリーらしい路面コンディションのようですが、私にとっては願ってもない状況です。きっと素晴らしい挑戦になるでしょうし、今年も優勝争いをする自信はあります。今週末はユホ・ハンニネンと共に私が持っている昔のトヨタ・セリカで地元のスノーラリーに出場します。きっと楽しいでしょうし、スウェーデンに向けても完璧な準備になるはずです。

オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
ヤリスWRCというクルマについてまだまだ学んでいる段階ではありますが、テストで雪道を走り、なぜヤリ-マティが昨年のラリー・スウェーデンで優勝したのか、その理由が徐々に分かってきました。今回のラリーに関しては、序盤はまず全体の流れを見ながら走る予定です。もちろん表彰台を目指して戦えるはずだと期待していますし、できれば優勝したいと思っています。今年は雪がコース上に多く降り積もっている可能性が高そうですが、そうなると、私の2番手という出走順は理想的とはいえません。もちろん、今後天気が変わる可能性はありますが。いずれにせよ、週末を楽しみベストを尽くして戦います。この先もいろいろあると思うので、楽しみです。

エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
前戦ラリー・モンテカルロの最終SSで4位の座を失い、その失望感を乗り越えるのに数日かかりましたが、最終的には前向きな気持ちになることができました。なぜなら、最終SSまではとても安定して走れていたからです。ですので、スウェーデンに対しても同じような姿勢で臨みます。事前のテストはうまく行き、2日間で400km程度を走り良いフィーリングを得ることができました。私たちのクルマはスウェーデンに合っていると思いますが、モンテカルロとは大きく異なるタイプのラリーです。モンテカルロでは時に勇気を出してスピードを十分に落とさなければなりません。しかし、スウェーデンでは違うアプローチが求められます。昨年は出場していないので経験はやや不足気味ですが、雪道では常に心地よく走れるのでラリー本番が楽しみです。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/21073489.html

概要:トヨタ自動車株式会社

詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。

Source: Toyota Motor Corporation
セクター: 自動車

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


トヨタ自動車、オートモビルカウンシル2024に出展
2024年03月21日 14時45分
 
トヨタ・モビリティ基金、沖縄県警察本部と連携し、警察の事故データと車両データの融合により事故の未然防止に取り組む手法を開発
2024年03月18日 14時00分
 
トヨタ・モビリティ基金、北米のイノベーション推進組織とともに、全ての人の移動に向け取り組むイノベーター、起業家を支援するプログラム「Mobility Unlimited Hub」を開始
2024年03月08日 10時00分
 
トヨタ自動車、車載用電池の量産体制を強化
2024年03月05日 17時00分
 
「バイクの未来を水素で守る!」をテーマに第51回東京モーターサイクルショーに水素燃料エンジン車「HySE-X1」を出展
2024年03月05日 13時00分
 
ダイムラートラック、三菱ふそう、日野およびトヨタの基本合意書に基づく協業の進捗
2024年02月29日 16時00分
 
ダイハツ新体制について
2024年02月13日 17時00分
 
トヨタ・モビリティ基金、「もっといいモビリティ社会」の実現に向けたアイデアコンテスト「Mobility for ALL」部門 で2024年度の募集を開始
2024年02月01日 11時00分
 
自動車メーカーを中心に 12 社で「自動車用先端SoC技術研究組合」を設立
2023年12月28日 14時00分
 
トヨタ、2023年11月 販売・生産・輸出実績を発表
2023年12月27日 16時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>