NEC、IoTシステムに求められる高速処理性能や機能拡張性を強化した産業用コンピュータを発売

2018年07月18日 10時00分

Source: NEC Corporation

さまざまな現場で運用可能な耐環境性に加え、長期供給・長期保守を提供

東京, 2018年07月18日 - (JCN Newswire) - NECは、5年間の長期供給と、供給終了から最大10年間の長期保守を行う、2Uラックマウント型産業用コンピュータの新製品2機種を発売します。

昨今の製造分野においては、Industrial IoTに代表されるように、生産性や品質の向上を目的に、装置や各種センサーから得られる大量のデータをリアルタイムに収集・可視化し、AI等を用いて収集データを現場で分析・予測・制御するニーズが急速に拡大しています。さらに、放送・医療分野などでは高精細な画像を、ビル・公共施設などでは大量の映像データを扱うなど、大量・大容量なデータの高速・高精度な処理を、高信頼かつ長期的に安定して運用可能なIoTシステム構築が求められています。

新製品は、奥行531mmのコンパクトな筐体サイズを継承しながら、長さ280mmの拡張ボードを実装可能とするなど拡張性を強化しました。また、高い耐環境性能や、固定ディスク、電源ユニット、空冷用ファンのホットスワップ対応など可用性の実現も継承します。さらに、上位機種「FC-R24W」はサーバ向けCPUのインテル(R) Xeon(R) E5-2680 v4プロセッサー(14コア、2.40GHz)を搭載することにより、処理性能を従来比約3倍(注1)に向上しました。これにより、画像や映像などの大容量データの高速処理を可能としました。

新製品の特長

1. IoTシステムで求められる情報処理性能を向上
「FC-R24W」はCPUにインテル(R) Xeon(R) プロセッサー E5-2680 v4(2.40GHz/14コア)を、「FC-R16W」はインテル(R) Xeon(R) プロセッサー E5-2608 v4(1.60GHz/8コア)を搭載し、処理性能を従来比でそれぞれ約3倍(注1)、約1.5倍(注1)に向上しました。また最大搭載メモリ容量は2Wayで256GB、1Wayで128GBまで拡張しました。これらにより、生産性や稼働率向上などで求められる大量データのリアルタイム処理を実現します。

2. 機能拡張性を強化
2Uラックマウント型で奥行531mmの筐体サイズを継承しつつ、インタフェース、拡張性を向上しました。LANの強化(ポート数増加や10GBASE-TのLANボード選択可能)や、グラフィックボードなど補助電源を必要とする拡張ボードの接続が可能(長さ：280mmまで)になりました。これにより、需要が拡大している高精細な画像データや大量の映像データの高速・高精度な処理を実現します。

3. 安心の耐環境性、長期供給・長期保守
耐環境性(動作温度5～45℃、耐振動、耐ノイズなど)や、高信頼設計(長期供給部材の選定、冗長電源、多彩なRAID構成など)を継承し、現場における過酷な利用条件下でも安定稼働を実現します。さらに、5年間の長期供給と、供給終了から最大10年間の長期保守を提供し、長期安定運用にも貢献します。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/201807/20180718_01.html

概要：日本電気株式会社（NEC)

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Source: NEC Corporation
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