2018年07月27日 11時00分

Source: ISID

TOKYO MXとISID、「エムキャス」番組内でライブコマースの実証実験を開始
スマホ生番組視聴中に商品購入できる仕組みを国内地上波放送局で初提供、FinTech活用による次世代メディアの構築へ

東京, 2018年07月27日 - (JCN Newswire) - 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊達寛、以下TOKYO MX)と株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井節生、以下ISID)は、TOKYO MXの番組同時配信サービス「エムキャス」とオンライン決済基盤「Stripe Connect※1」を組み合わせたライブコマース(生配信動画によるEC)の実証実験を開始します。




第一弾として、7月27日(金)に東京駅前で行われるイベントの生番組をスマホアプリで配信し、番組内で紹介された商品をアプリ画面からすぐに購入できるサービスを一般公開します。スマホアプリで生配信番組を視聴しながら商品購入できる仕組みを提供するのは、国内地上波放送局としては初の試みとなります。

■背景とねらい■
TOKYO MXは、2015年にテレビ番組をインターネットで全国同時配信するサービス「エムキャス」の実証実験を開始し、以降も機能やコンテンツの拡充を図るなど、次世代メディアの構築に積極的に取り組んでいます。またISIDは、企業が消費者の行動データを多面的に把握するため、QRコード決済などの新たなモバイル決済手段に着目する昨今の動向を捉え、FinTechを活用した企業向けモバイル決済ソリューションの研究開発に取り組んでいます。今回両社はそれぞれの知見を持ち寄り、「エムキャス」に決済機能を組み合わせることで、昨今注目を集めるライブコマースの仕組みを番組内で提供することとしました。

ライブコマースは、生配信動画を利用して、販売者が視聴者に商品情報やその背景にあるストーリーを伝え、共感を購買行動につなげる新しい販売形態として世界的に注目を集めています。本実証実験を通じてTOKYO MXは、視聴者に新たなユーザー体験をもたらすメディア構築の可能性を検証していきます。またISIDは、金融業やEC事業者ではない異業種企業が、自社サービスにモバイル決済機能を容易に実装する手段を提供することで、業界の垣根を超えた新たなサービス創出につなげてまいります。

■実証実験概要■
エムキャス「MX LIVE」チャネル※2にて、生番組をオンライン配信し、番組内で販売可能な商品を紹介します。ユーザーが気に入った商品を選択すると、視聴画面の下部に必要情報の入力画面が表示され、番組を見ながら同じ画面で商品を購入できます。

実施日時:7月27日(金)午後6:30~7:15
対象番組:エムキャス「MX LIVE」チャネル「FREAKS」
番組内容:東京駅前・行幸通りで行われるイベント「大手町・丸の内・有楽町夏祭り2018東京丸の内盆踊り」と「丸の内行幸マルシェ×青空市場」の様子を生配信すると同時に、出展商品の一部をエムキャス内で紹介・販売する。
参加方法:スマートフォンアプリ「エムキャス」をダウンロードし、会員登録してご利用ください。

■各社の役割■
本実証実験においてISIDは、「エムキャス」と「Stripe Connect」を連携させる機能の開発および実証実験の企画・運営を担当し、TOKYO MXは、番組製作と配信を担当します。なお本実証実験には、丸の内行幸マルシェ実行委員会(有限会社青空市場※3、三菱地所プロパティマネジメント株式会社)および株式会社福島銀行が協力します。

■今後の展望■
本実証実験の成果を踏まえ、両社は今後さらに対象番組や提供機能を拡充して実証実験を継続し、将来的には「エムキャス」のサービスとして本格リリースを目指してまいります。

※1
Stripe Connect(https://stripe.com/connect):「Stripe Connect」は、Stripe(ストライプジャパン株式会社、本社は米国サンフランシスコ)が提供するオンライン決済サービス「Stripe」のプラットフォーム向け機能(API)です。「Stripe」は簡単な登録を行うだけでVisa、Mastercard、American Express、Diners Club、JCBカードのみならず、AlipayやWeChat Pay等の決済手段、そして130種類の通貨による多通貨決済が可能になる決済サービスです。「Stripe Connect」は、即日導入できる「Stripe」の利便性に加え、第三者プラットフォーム提供者がオンラインマーケットプレイス等を構築する際に必要なアカウント管理などを提供する新機能です。日本では2016年10月にローンチされた、最先端のグローバル決済システムとして注目を集めるFinTechサービスです。
※2
エムキャス「MX LIVE」チャネル(https://mcas.jp/c/mxlive.html)は、放送に入りきらないスポーツ中継の延長部分など、地上波放送とは別に、独自のコンテンツを配信するチャンネル。
※3
有限会社青空市場(http://aozora-ichiba.co.jp):2005年2月8日設立。市場(いちば)本来の姿である“生産する人々”と“買う人々”が都市で直接交流し、新たな食文化の創造と食に関する情報の受発信ができる「場」。2011年より三菱地所株式会社と協力して、「丸の内行幸マルシェ×青空市場」を毎週金曜日に定期的に開催。代表取締役は、俳優の永島敏行氏。

【実証実験に関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
金融ソリューション事業部 金融事業開発部
E-Mail: g-finmarketing@group.isid.co.jp

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 担当:李・多鹿
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

Source: ISID
セクター: eコマース, IT, フィンテック

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


アイティアイディコンサルティング、社名変更および代表取締役社長異動のお知らせ
2019年12月18日 11時00分
 
セブン銀行とISIDの合弁会社ACSiONが不正検知プラットフォーム「Detecker」提供を開始
2019年12月05日 16時00分
 
セブン銀行とISIDの合弁会社ACSiONが不正検知プラットフォーム「Detecker」提供を開始
2019年12月05日 16時00分
 
ISIDとビープラッツ、製造業など大手のサブスクリプション事業支援で提携
2019年12月04日 11時00分
 
ISID、「第3回日経スマートワーク経営調査」で4星を獲得
2019年11月29日 15時00分
 
ISIDとSymphony、金融機関向けコラボレーションプラットフォーム「Symphony」で戦略的提携
2019年11月28日 11時00分
 
ISID、ネットプロテクションズの“後払い決済”与信審査システムを構築
2019年11月27日 13時00分
 
ISID、ネットプロテクションズの“後払い決済”与信審査システムを構築
2019年11月27日 13時00分
 
ISIDと東京大学、人工市場のシミュレーション環境をクラウド上に構築
2019年11月14日 11時00分
 
ISID、「iQUAVIS」の中国展開を本格化
2019年11月08日 11時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>