2019年03月08日 17時00分

Source: Toyota Motor Corporation

WEC 2018-2019年スーパーシーズン第6戦 セブリング1000マイルレース プレビュー
TOYOTA GAZOO Racing
伝統の米国セブリングで1000マイルレースに初挑戦

豊田, 2019年03月08日 - (JCN Newswire) - 長い冬のオフシーズンも終わり、TOYOTA GAZOO RacingはFIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンの第6戦としてシリーズに加わったセブリング1000マイルレースに挑むべく、米国フロリダ州へと向かいます。

チームは11月のWEC第5戦 上海6時間レースでシーズン4度目の1-2フィニッシュを果たし、ドライバーズ、チームの両方でタイトル争いをリードして冬のオフシーズンに入りました。そして、4か月にわたる準備期間を経たチームは、このポイント差を更に広げるべく、通常の6時間レースよりも長い第6戦セブリングでの1000マイル(約1600km)レースに挑みます。

TS050 HYBRID 7号車を駆る3名のドライバーのうち、小林 可夢偉のみがセブリング初走行。マイク・コンウェイとホセ・マリア・ロペスはこの地でのレース経験を持っています。中でもコンウェイは2017年と2018年、伝統のIMSAセブリング12時間レースで総合3位に入り、表彰台を獲得しています。

WECドライバーズタイトル争いをリードするTS050 HYBRID 8号車では、中嶋 一貴とフェルナンド・アロンソが初めてのチャレンジ。セバスチャン・ブエミは唯一セブリングでレースを戦っています。ブエミは2017年にIMSAセブリング12時間レースに出場し、総合ポールポジションを獲得しましたが、惜しくもレース完走は叶いませんでした。ブエミは今大会、その雪辱も目指すこととなります。

全てのチームとドライバーは、特徴的な17のコーナーを持つ全長6.019kmのセブリング・インターナショナル・スピードウェイで初めて行われるレースへ向け、2月初めに3日間のテストを行いました。この3日間のテストでは、夜間の耐久走行も行われ、荒れた路面で知られるコースでチームは合計4000km以上を走破しました。

第2次大戦中の米軍航空基地跡に造られたセブリング・インターナショナル・スピードウェイでは、1952年という昔から12時間耐久レースが行われています。この伝統のコースでトヨタは1992年と1993年に、ファン・マニュエル・ファンジオ2世とアンディ・ウォレスのドライブするイーグル・マーク2と共に2年連続の勝利を挙げ、IMSA GT選手権でのタイトルを獲得しました。

今大会は、伝統のIMSAセブリング12時間レースとの併催イベントとして実施されます。WECの決勝レースは15日(金)に1000マイル(約1600km)レースとして現地時間の午後4時にスタートが切られ、深夜にチェッカーを迎えることになります。併催レースのIMSAセブリング12時間レースは、翌日16日(土)の午前中にスタートします。

このようにタイムスケジュールが独特というだけでなく、このセブリングラウンドでは、チームは通常と異なるピットレーンにも対応する必要があります。アメリカの多くのサーキットで採用されているコンセプトは、これまでのWEC開催地で使用されているサーキットのピットとは異なり、ガレージエリアとピットレーンが低い壁で分けられています。このピットレーンへの対応策として、チームはドイツ・ケルンに同サイズの模型を作成し、メカニックが練習をこなしてきました。

セブリングでのレースへ向けた最後の準備は、今週末に待っています。明日9日(土)と10日(日)の2日間、セブリングでWECの公式テストが全チームを対象に行われます。そして、正式なレースウィークとしての練習走行は、13日(水)に開始されます。

村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
2018-2019年WECスーパーシーズンもいよいよ終盤戦に入ります。我々は、ワールドチャンピオン獲得とル・マン連覇を最大の目標として掲げ、このセブリングを含め、残り3つの重要なレースに臨みます。セブリングでのレースは初めてですので、チームとドライバーにとって挑戦し甲斐のあるものとなるでしょう。セブリング特有の雰囲気について色々と聞き及んでいますので、私自身もこのレースを心待ちにしています。そしてアメリカのファンの皆様にワクワクするレースをお届けできるよう頑張ります。

小林 可夢偉(7号車)
今年、デイトナ24時間レースに参戦したことで、アメリカでのレースに更に親しみが持てましたし、セブリングでもまたきっと楽しいレースが出来ると思っています。先月のテストで経験した、昔ながらのコースの特徴は興味深いものでした。路面舗装が荒れていて凸凹が激しく、コース脇には壁が迫っています。ドライバーにとってはとても難しく、ミスの許されないコースですが、私は楽しむことが出来ました。ただ、このようなコースでコース上の混雑をかわしていくのは大変だと思いますし、それだけにチャレンジングなレースになるでしょう。

マイク・コンウェイ(7号車)
セブリングに向かうにあたって、気分は最高潮に高まっています。現在2連勝中である我々7号車の好調な勢いをキープし、更なる好成績、更なる勝利を目指します。セブリングはチームにとって未知のコースなので、新たな挑戦となるでしょう。私自身はIMSAのレースやインディカーのテストで走ったのでコースをよく知っています。この私の経験がチームの助けになることを願っています。セブリングに再び戻れることを楽しみにしていますし、良い結果でレースを終えられれば最高です。

ホセ・マリア・ロペス(7号車)
セブリングには良い思い出があります。私にとって初めての耐久レースは、GTカーで出場した2007年のセブリング12時間レースでした。その後は、先月のチームのテストまで走る機会はありませんでしたが、私の知見が、少しでも我々のTS050 HYBRIDをこのコースに順応させる手助けになればと思っています。このコースは本当にすごいです。コーナーのランオフエリアは狭いのに、平均速度は高く、路面は荒れています。全ての周回が楽しめますし、あのコースでまたレースをするのが本当に待ち遠しいです。

中嶋 一貴(8号車)
WECカレンダーの1戦として発表されたときから、セブリングでのレースを楽しみにしてきました。セブリングは初めてなのですが、行く前からコースやアメリカのファンについて色々と聞いていました。数週間前に行ったテストは参考になりましたし、現在更にコースへ合わせるための準備をしていますが、セットアップについては既に良い感触を得ています。前戦のWEC上海からも既に時が経っていますが、我々8号車は昨年のル・マン以来表彰台の中央に立っていません。それだけに、今度こそは表彰台の中央に立つという強い決意とともにレースに臨みます。

セバスチャン・ブエミ(8号車)
先月のセブリングテストはとても上手く行きましたし、私自身もとてもコースを楽しみました。セブリングをTS050 HYBRIDで走ったのはその時が初めてだったのですが、とても貴重な体験でした。コースレイアウトは本当に楽しいです。特に夜間走行では、コースに設置された照明設備が十分でないので非常にチャレンジングです。私はセブリングで以前IMSAのレースを戦ったことがありますが、クールなイベントでした。今回も良いレースが出来ることを期待しています。通常のWECイベントよりもレースが長いのでその点でも挑戦だとは思いますが、力強くレースを戦って、勝利を争えることを願っています。

フェルナンド・アロンソ(8号車)
デイトナ24時間レースはとても素晴らしい体験でした。あのような伝統のレースで勝つことが出来たのは本当に栄誉なことですし、今回のセブリングでもその再現が出来ればと思っています。モータースポーツに関してとても熱狂的なアメリカのファンに囲まれていると、まるで母国にいるかのようです。デイトナ同様、セブリングも独特なサーキットで、テストで初めて走ったときは本当に驚きました。クルマにとっても、ドライバーにとっても厳しく、容易なレースではないでしょうが、それだけに正しい準備をし、完璧にレースを戦う必要があります。勝つために全力を尽くします。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/26985661.html

概要:トヨタ自動車株式会社

詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。

Source: Toyota Motor Corporation
セクター: 自動車

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