2019年07月22日 10時00分

KDDI Open Innovation Fund 3号、5G時代を見据え、独自の機械学習技術を持つエッジAIベンチャー「株式会社アラヤ」に出資
KDDI ∞ Laboプログラムを通じた事業共創を加速

東京, 2019年07月22日 - (JCN Newswire) - KDDIは、5G時代を見据え、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社、以下 KOIF3号) を通じて、AIやディープラーニングにおいて、特にエッジAIの技術に強みを持つ株式会社アラヤ (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 金井 良太、以下 アラヤ) に出資したことをお知らせします。

AIによる推論は演算量が非常に多く、現在はクラウドなどの豊富なコンピューティングリソースを必要とします。しかし、自動運転などでは、クラウド経由による応答の遅延や通信環境の不安定さは大きな障害となります。加えて、エッジからクラウドへ全データを送信するには大きな通信帯域を必要とし、コストが高くなる要因となります。そのため、よりエッジ側のデバイス (自動車、スマートフォン、ドローンなどの末端機器) でAIを動かす技術が求められています。

それに対して、アラヤはAIをエッジデバイスに搭載可能なAIの圧縮・演算量削減に関する独自の技術 (特許取得済) を保有しています。また、この独自技術を活かしたAIの自動圧縮ツールの開発も進めています。アラヤはこれらの技術開発を進め、エッジAIの実現に貢献していきます。

さらに、将来的にAIが人間に近づく世界を実現するために必要となる「デバイスの自律エージェント化」の技術開発を実施しており、ドローンによるインフラ自動点検やシステムのデバッグ自動化、電力・空調の最適制御などへの活用が期待されます。

KDDIとアラヤはKDDI ∞ Laboの取り組みで協業するなかで、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) のAIエッジ制御の研究開発テーマを共同で受託し、5G時代に向けたAIエッジコンピューティング技術開発、及びドローンの自律制御への適用を進めています。

5G時代のエッジコンピューティング対応機器市場は今後さらなる拡大が見込まれる中、KDDIは本出資を通じて、アラヤの事業成長を支援し、アラヤとともに5G時代を見据えた新しい技術開発・事業共創をしていきます。

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、有望なスタートアップ企業への出資を通じたビジネス共創を促進し、新しい体験価値を創造していきます。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/07/22/3919.html

概要:KDDI

詳細は www.kddi.com をご参照ください。


セクター: 通信, セキュリティ, モバイル

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