2019年09月12日 12時00分

Source: Mitsubishi Electric

三菱電機、マルチワイヤ放電スライス加工機「DS1000」発売のお知らせ
新技術「D-SLICE」を採用し、次世代半導体材料の放電スライス加工を世界で初めて実用化

東京, 2019年09月12日 - (JCN Newswire) - 三菱電機株式会社は、新開発のマルチワイヤ放電スライス技術「D-SLICE(ディースライス)※1」により、SiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)など次世代半導体材料の放電スライス加工を世界で初めて※2実用化したマルチワイヤ放電スライス加工機「DS1000」を11月1日に発売します。ウエハスライス工程における生産性向上とランニングコスト低減に貢献します。本製品は「SEMICON Japan 2019」(12月11日~13日、於:東京ビッグサイト)に出展します。

新製品の特長

1. 新技術「D-SLICE」搭載により、次世代半導体材料の放電スライス加工を世界で初めて実用化
- これまでに培った高精度な放電加工技術とマルチワイヤ制御技術により、放電による非接触加工が可能な当社独自のマルチワイヤ放電スライス技術「D-SLICE」を搭載
- 「D-SLICE」により、高硬度なSiCや高脆性なGaNなどの次世代半導体材料の放電スライス加工を世界で初めて実用化

2. 新開発「マルチワイヤ放電制御」により、高い生産性を実現
- 次世代半導体材料を同時に20枚スライス可能
- ワイヤの間隔を最小600um※3で周回可能で、素材の有効活用率を従来比※4 20%向上
- 非接触加工により材料割れや表面のダメージを抑制し、歩留まりを従来比※4 40%改善

3. 新開発「マルチ放電加工電源」により、高効率加工とランニングコスト低減に貢献
- 並列する各々のワイヤへの給電部を独立させ同時に均一なエネルギーを供給・放電することにより、加工速度を従来比※4 60%向上
- 専用高周波電源により、直径0.1mmの細いワイヤ電極線でも断線することなく連続加工が可能
- 省エネルギー電源に加え、ダイヤモンド砥粒を使用しない安価なワイヤの採用により、ランニングコストを従来比※4 80%削減

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2019/0912.html

概要:三菱電機株式会社

詳細は http://www.mitsubishielectric.co.jp をご覧ください。

Source: Mitsubishi Electric
セクター: エレクトロニクス

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


米コヒレント、デンソーと三菱電機よりSiC事業向け出資10億ドル受け入れへ
2023年10月10日 19時30分
 
三菱電機、小型家電由来 廃プラスチックの資源循環プロセス確立に向けた調査・分析を開始
2023年07月20日 16時00分
 
三菱電機と三菱重工の会社分割(簡易吸収分割)による発電機分野での事業統合に関わる統合契約締結に関するお知らせ
2023年05月29日 12時00分
 
三菱電機、隠れたものをミリメートル精度で可視化する断層イメージング技術を開発
2023年03月29日 11時00分
 
三菱電機、東北地域の電力安定化に貢献する自励式静止型無効電力補償装置(STATCOM)を受注
2023年03月28日 13時00分
 
三菱電機、駅と街のガイドブックアプリ「ekinote」、相鉄グループと連携開始
2023年02月21日 17時00分
 
三菱電機、店舗・事務所用パッケージエアコン新製品発売
2023年02月21日 16時00分
 
三菱電機、直流遮断器の開発などを手掛けるスウェーデンのScibreak社を買収
2023年02月20日 17時00分
 
三菱電機、ビル用マルチエアコン室内ユニット「天井カセット形4方向吹出し」新製品発売
2023年02月16日 13時30分
 
三菱電機、北海道地域の電力系統の安定化に貢献する統合型系統安定化システムを受注
2023年02月09日 18時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>