2019年10月29日 15時00分

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.

三菱重工、全米における事業活動で消費する電力相当を再生可能エネルギーで発電
グリーン電力活用推進の第一歩 自社所有のWhite Deer Wind Farm(テキサス州)により

東京, 2019年10月29日 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、自社グループがテキサス州で運営する風力発電設備により、米国における全事業活動で消費する電力相当を発電することを達成しました。自社が納入した陸上風車で構成されるウインドファームを昨年10月に買収後、当社研究所の技術力を活用し、当社グループのDiamond WTG Engineering & Services, Inc. と一体となって実施した高効率・高出力化改修および保守運転による稼働率改善により蘇らせたもので、ものづくりを通じて社会のサスティナビリティ追求に貢献していくことを企業理念とする三菱重工グループの事業アプローチモデルにもなり得ます。

当該ウインドファームは、同州北西部のオクラホマ・ニューメキシコ両州に挟まれた突出部(注)に位置する「White Deer Wind Farm」で、2001年12月に商業運転を開始。当社製の1,000kW級風車80基(MWT-1000×77、MWT-1000A×3)で構成されています。その運営会社を当社100%出資の北米拠点法人Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.(MHIA)が買収したのは、発電設備メーカーである三菱重工グループとして米国再生エネルギー発電市場の理解を深めるために有益との判断があったものです。

MHIAの買収当時は、補修・改修が可能な70基のうち24基が運転停止状態でした。これを当社の三次元数値流体解析により最適設計した翼性能改善装着(ボルテックスジェネレータ)、制御ソフトの更新による出力や方向制御精度の向上、電気回路のノイズ耐性向上、および計画的な保守工事による再稼働数増なども併せて、性能・稼働率・信頼性の全般的な向上をはかったものです。これにより、買収後の1年間で、2018年度の米国における当社グループ会社の電力消費量に相当する電力量を発電するに至りました。

地球温暖化が原因とされる気候変動や自然災害の深刻化などを受け、世界の企業においても低炭素社会づくりや持続可能社会創出を掲げ、グリーン電力の活用推進に向けた取り組みが盛り上がってきています。CO2の吸収を促す植林・森林保全活動や再生可能エネルギー由来の電力消費促進など幅広い努力が期待されるなかで、三菱重工グループは今回の成功事例を励みとして企業活動の本流であるものづくりを通じたサスティナビリティ追求に力を注いでいきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.mhi.com/jp/news/story/19102901.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
セクター: エネルギー

Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


三菱重工、統合レポート「MHI REPORT 2025」を発行
2025年10月17日 16時00分
 
三菱重工サーマルシステムズ、豪州市場向けエアコンが高評価
2025年10月17日 12時00分
 
MHIEC、金沢市から「東部環境エネルギーセンター」の基幹的設備改良工事を受注
一般廃棄物焼却施設の長寿命・省エネ化、CO₂削減を実現
2025年10月16日 11時30分
 
三菱重工、人事異動を発表
2025年09月22日 14時00分
 
NTTと三菱重工、大気の影響が強い環境下でのレーザ無線給電で世界最高効率を達成
2025年09月17日 16時00分
 
三菱重工、バイオエタノール膜分離脱水システム開発のパイロットプラントで所期性能達成
2025年09月12日 11時50分
 
三菱造船、独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校殿向け練習船の命名・進水式一般見学募集開始
2025年09月10日 11時30分
 
三菱重工グループ、外来植物駆除のボランティア活動を秋田県藤里町で展開
2025年09月09日 12時00分
 
三菱ロジスネクスト、「国際物流総合展2025第4回INNOVATION EXPO」に出展
2025年08月27日 11時30分
 
三菱重工サーマルシステムズ、ニュージーランドの「People's Choice Award」を受賞
2025年08月07日 11時45分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>