TOPページ
|
英語
日本語
|
CONNECT WITH US:
ホーム
JCNについて
サービス
お問い合わせ
会員企業ログイン
*
ホーム
プレスリリース
2020年12月10日 14時00分
Source:
Eisai
アデュカヌマブ、日本において新薬承認を申請
承認されれば、アデュカヌマブはアルツハイマー病の進行に本源的な変化をもたらす可能性を持つ、初めての治療薬に
アデュカヌマブは、現在、日本、欧州、米国で承認審査中
東京, 2020年12月10日 - (JCN Newswire) - バイオジェン(Nasdaq: BIIB、CEO:ミシェル・ヴォナッソス、以下 バイオジェン)とエーザイ株式会社(代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)は、本日、バイオジェンがアルツハイマー病(AD)治療薬候補であるアデュカヌマブについて、厚生労働省に新薬承認(J-NDA)を申請したことをお知らせします。アデュカヌマブは、アミロイドベータ(Aβ)を標的とする抗体であり、臨床試験において、脳内のAβを除去し、ADによる軽度認知障害(MCI)および軽度ADの臨床状態の悪化を有意に遅らせることが示されています。
バイオジェンのCEOであるミシェル・ヴォナッソスは「日本は私たちにとってアデュカヌマブの申請を行った3番目の地域となります。日本での申請は全世界の患者様に本剤をお届けするという弊社のコミットメントを示すものです。日本は急速な高齢化という社会課題に直面しており、AD患者様やそのご家族、介護者の方々のケアや支援を改善する政策の立案と基盤構築において、世界でも先頭に立っています。承認されれば、アデュカヌマブは非常に深刻な疾患による影響に対処することができる可能性があり、日本の規制当局の審査に期待しています」と述べています。
エーザイのCEOである内藤晴夫は「日本は世界で最も高齢化が進んでおり、ADに関連する社会的負担は増々大きくなることが予想されています。当社は、30年以上にわたり、認知症の研究開発に取り組み、ADの当事者、ご家族とともにこの疾患と闘ってきました。今回の申請達成は、ADの病態の進行を遅らせ、できるだけ長く自立した生活を維持したいというAD当事者の想いに応え、高齢化社会における公衆衛生課題への取り組みに繋がる重要な第一歩となります」と述べています。
日本においては、本申請は標準審査の対象となります。アデュカヌマブは、この度の日本の申請に加え、現在、米国において優先審査による米国食品医薬品局(FDA)の審査が進行中であり、PDUFA(Prescription Drugs User Fee Act)アクション・デート(審査終了目標日)は2021年3月7日に設定されています。また、欧州医薬品庁においても審査中です。
アデュカヌマブについて
アデュカヌマブ(開発コード:BIIB037)はADの治療薬候補として開発されたモノクローナル抗体です。臨床試験データに基づき、ADによるMCIおよび軽度ADにおいて、アデュカヌマブは、疾患の原因となる病態生理に作用し、認知機能の低下(悪化)を抑制し、金銭管理、家事(掃除、買い物、洗濯など)や単独での外出などの日常生活動作におけるベネフィットが得られると期待されます。承認された場合、アデュカヌマブは、AD当事者の疾患の経過に本源的な変化をもたらす初めての治療薬となります。
アデュカヌマブは、共同開発ライセンス契約に基づきNeurimmune社から導入されました。2017年10月より、バイオジェンとエーザイは全世界的にアデュカヌマブの開発ならびに製品化を共同で実施しています。
EMERGE試験、ENGAGE試験は、アデュカヌマブの有効性と安全性を評価する多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較、臨床第III相試験です。試験の主要評価項目は、CDR-SBのスコアの変化によって測定される認知機能および機能障害の低下抑制における、プラセボと比較したアデュカヌマブ月1回投与の有効性を評価することです。副次評価項目は、MMSE、ADAS-Cog 13およびADCS-ADL-MCIによって測定される臨床状態悪化の抑制における、プラセボと比較したアデュカヌマブ月1回投与の有効性を評価することでした。
アルツハイマー病について
アルツハイマー病は、思考、記憶および自立の機能が損なわれ、早期の死亡につながる進行性の神経疾患です。現在、この病気は進行の抑制、遅延、予防ができず、グローバルヘルス問題として拡大しており、当事者とそのご家族に影響を与えています。世界保健機関(WHO)の報告から、世界中で数千万人のAD当事者がいると推定されています。今後も、AD当事者数は増加するとともに、必要なヘルスケア関連のコストはより速いペースで増加し、その負担に巨費を要することが想定されます。
厚生労働省の資料によると、日本における認知症当事者は約460万人、軽度認知障害(MCI)当事者は約400万人(2012年)と推定されます。ADは、認知症の症例の約60-70%を占めると推測されています。
ADは、毒性種であるAβプラークの異常な蓄積を含む脳の変化を特徴とし、その蓄積は症状が現れる約20年前から始まります。ADによるMCIは発見および診断が可能となる症状が現れる最も早期の段階です。現在の研究においては、ADの進行抑制、遅延をもたらすために、可能な限り早期に患者様を見出し治療することに焦点が当てられています。
バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者さんに提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の最初の治療薬を製品化いたしました。また、多発性硬化症および神経免疫疾患、アルツハイマー病および認知症、神経筋障害、運動障害、眼疾患、免疫疾患、神経認知障害、急性神経疾患および疼痛といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。バイオジェンは生物製剤の高い技術力を活かし、高品質のバイオシミラーの製品化にも注力しています。バイオジェンに関する情報については、
http://www.biogen.com
およびSNS媒体Twitter, LinkedIn, Facebook, YouTubeをご覧ください。
エーザイ株式会社について
エーザイ株式会社は、本社を日本に置くグローバル製薬企業です。当事者とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)・コンセプト」を企業理念としています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」「がん領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患をターゲットに革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。エーザイは、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症治療剤「アリセプト(R)」の開発・販売から得た経験を活かし、エーザイ認知症プラットフォームの確立を企図し、医療機関、診断薬開発企業、研究機関やバイオベンチャーに加え、民間保険、金融、フィットネスクラブ、自動車メーカー、小売業、介護施設などと連携して、新たな便益をお届けする「認知症エコシステム」の構築をめざしています。エーザイ株式会社の詳細情報は、
https://www.eisai.co.jpをご覧ください
。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202083.html
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
Source: Eisai
セクター: バイオテック
Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.
関連プレスリリース
エーザイとバイオジェン、アルツハイマー病治療剤「レケンビ」(レカネマブ)をドイツ、オーストリアにおいて新発売
2025年08月25日 16時00分
エーザイ、抗アミロイドβ抗体レカネマブの創薬研究が「第 9 回バイオインダストリー大賞」を受賞
2025年07月16日 14時40分
エーザイ、痛風治療剤「URECE」(一般名:ドチヌラド)を中国において新発売
2025年07月14日 09時00分
エーザイ、厚生労働省の中央社会保険医療協議会による「レケンビ」の費用対効果評価について
2025年07月09日 14時50分
エーザイ、CDP から「サプライヤー・エンゲージメント評価」において最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定
2025年07月08日 09時00分
エーザイ、国内 OTC 医薬品初となるプロトンポンプ阻害薬「パリエット(R) S」新発売
2025年06月02日 09時50分
エーザイ、米国におけるレンバチニブに関する特許侵害訴訟の勝訴について
2025年05月29日 11時30分
エーザイ、米国臨床腫瘍学会年次総会におけるがん領域の製品・開発品に関する発表
2025年05月21日 09時00分
エーザイとバイオジェン、「レケンビ」(レカネマブ)が欧州連合(EU)において早期アルツハイマー病の進行を抑制する初めての治療剤として承認を取得
2025年04月16日 11時30分
エーザイ、アルツハイマー・パーキンソン病学会において、レカネマブの長期実臨床データやバイオマーカーをはじめとするアルツハイマー病の最新成果を発表
2025年03月27日 08時40分
もっと見る >>
新着プレスリリース
TOYOTA、新型車「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開
2025年10月21日 09時00分
VirPoint Announces Expansion of UK and European Operations, Demonstrating Its Leading Position in Digital Asset Strategy
2025年10月21日 09時00分
Hong Kong International Lighting Fair (Autumn Edition) and Hong Kong International Outdoor and Tech Light Expo set to shine on global stage
2025年10月20日 18時54分
三菱重工、統合レポート「MHI REPORT 2025」を発行
2025年10月17日 16時00分
CNN「POV」、江戸の美意識「粋」が息づく現代東京をひもとく
2025年10月17日 12時50分
三菱重工サーマルシステムズ、豪州市場向けエアコンが高評価
2025年10月17日 12時00分
データドリブンな経営高度化を目指し、積水化学が経営管理基盤を富士通・SAPジャパンとともに全面刷新
2025年10月17日 12時00分
Canada Backs Advanced Tokenization and Distributed Federated Learning Research with Over $3 Million in Funding
2025年10月16日 23時45分
MHIEC、金沢市から「東部環境エネルギーセンター」の基幹的設備改良工事を受注
一般廃棄物焼却施設の長寿命・省エネ化、CO₂削減を実現
2025年10月16日 11時30分
富士通とインド理科大学院、新素材開発などにより社会課題解決を加速する先端AI技術の共同研究を開始
2025年10月16日 11時20分
アリックスパートナーズ、「2025年版 トップ100サプライヤー」を発表
2025年10月15日 11時00分
2030リヤド万博、BIE旗を正式に受領 次回万博開催に向け、本格始動へ
2025年10月14日 09時00分
Open Dialogue Project Launches 2026 International Essay Contest on Global Development
2025年10月11日 18時00分
2030リヤド万博へのカウントダウン開始 大阪・関西万博でイベント「大阪からリヤドへ」を開催
2025年10月11日 09時00分
統合報告書「Honda Report 2025」を発行
2025年10月10日 17時15分
レーザー・デジタル、ソリダス・ラブズと提携し、暗号資産ネイティブ市場の監視体制を強化
2025年10月09日 22時00分
Open Dialogue Experts at NC 'Russia' Discuss Success Formula in the Economy of the Future
2025年10月08日 16時00分
富士通と米ARYA社、高精度AIで不審行動を即時に検知するソリューションを共同開発
2025年10月08日 10時50分
VirPoint.com Launches AI-Enhanced Trading Expansion, Strengthening CFD Brokerage Across Europe
2025年10月07日 17時00分
「大阪からリヤドへ」、世界が注目する2030リヤド万博の文化祭典イベント
2025年10月07日 11時00分
もっと見る >>