2021年04月08日 16時00分

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.

三菱重工、小惑星探査機「はやぶさ2」が、日本産業技術大賞の審査委員会特別賞を受賞

東京, 2021年04月08日 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、2020年12月に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ2」に関して、日刊工業新聞社が主催する「第50回日本産業技術大賞」において、宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本電気株式会社(NEC)と共同で審査委員会特別賞を受賞しました。同賞は、日本の産業社会の発展に貢献した技術成果を学識経験者などで構成する審査委員会が毎年選定し、開発・実用化した企業やグループを表彰しており、本日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた贈呈式で表彰を受けたものです。

2014年12月、当社のH-ⅡAロケット26号機で種子島宇宙センターから打上げられ、2020年12月に小惑星リュウグウで採取した石や砂などのサンプルとともに約6年ぶりに地球へ帰還したはやぶさ2には、当社の長崎造船所諫早工場が開発・製造した「姿勢制御装置」が搭載されています。スラスタ(推進装置)や燃料タンク、配管、バルブなどで構成されており、小惑星に着陸するための減速、機体の姿勢調整、小惑星から離れるための上昇や加速を行う際などに用いられ、はやぶさ2の多様なミッションを支えました。姿勢制御装置以外にも、主推進機関であるイオンエンジンの推進剤供給系を開発・製造し搭載しており、今回、地球に帰還する際にもそれぞれの装置が活躍しました。

また当社は、世界で初めて小惑星からサンプルを採取し、2010年に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトにおいても、姿勢制御装置およびイオンエンジンの推進剤供給系を開発・製造して搭載しています。さらに、2022年度にJAXAが打上げを計画している小型月着陸実証機にも、当社諫早工場で開発したセラミック製スラスタが搭載される予定です。

三菱重工は、これまで積み重ねてきた最先端の宇宙機器開発技術に関する知見を生かし、日本の宇宙開発プロジェクトを産業技術の立場で引き続き支援し、その発展に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/210408.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
セクター: エネルギー

Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


NTTと三菱重工、大気の影響が強い環境下でのレーザ無線給電で世界最高効率を達成
2025年09月17日 16時00分
 
三菱重工、バイオエタノール膜分離脱水システム開発のパイロットプラントで所期性能達成
2025年09月12日 11時50分
 
三菱造船、独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校殿向け練習船の命名・進水式一般見学募集開始
2025年09月10日 11時30分
 
三菱重工グループ、外来植物駆除のボランティア活動を秋田県藤里町で展開
2025年09月09日 12時00分
 
三菱ロジスネクスト、「国際物流総合展2025第4回INNOVATION EXPO」に出展
2025年08月27日 11時30分
 
三菱重工サーマルシステムズ、ニュージーランドの「People's Choice Award」を受賞
2025年08月07日 11時45分
 
三菱重工、豪州次期汎用フリゲートの共同開発・生産について発表
2025年08月05日 15時00分
 
三菱重工、開発中の無人機による災害発生時の救援物資輸送を実証
2025年07月31日 12時30分
 
三菱重工、シンガポール「センカン・プンゴルLRT」向け新車両が営業運転を開始
2025年07月16日 14時40分
 
三菱重工、北海道電力苫東厚真発電所向け国内最大規模のCO₂回収設備の基本設計を受注
2025年07月07日 11時30分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>