ソニーとソニー不動産、「不動産価格推定エンジン」を開発

2015年10月08日 14時45分

Source: Sony

ソニー不動産がReal Estate Tech（不動産テクノロジー）領域で消費者意思決定支援のための新サービスを展開

東京, 2015年10月08日 - (JCN Newswire) - ソニー株式会社（以下、ソニー）と、ソニー不動産株式会社（以下、ソニー不動産）は、独自の機械学習技術※1を応用した「不動産価格推定エンジン」を開発しましたので、お知らせいたします。

ソニーとソニー不動産、「不動産価格推定エンジン」を開発

不動産価格推定エンジンは、ソニーR&Dのディープラーニング（深層学習）技術※1を核とし、ソニー不動産が持つ不動産査定のノウハウや不動産取引に特有の知識を導入して、ソニーとソニー不動産が新たに共同開発した機械学習ソリューションです。このエンジンが、様々な不動産関連情報を元に、独自のアルゴリズムに基づいて膨大な量のデータを解析し、不動産売買における成約価格を統計的に推定します。不動産価格推定エンジンは、一都三県の全ての中古マンションの推定成約価格を算出することができ、常に最新のデータを日々自動で学習しています。

不動産価格推定エンジンの推定精度は、MER（Median Error Rate：誤差率の中央値）※2で5.48％※3となっており、業界最高水準の精度※4です。

ソニー不動産では、不動産売却を検討中のお客様が売却価格を検討する目的や、不動産購入を検討中のお客様が想定される成約価格を把握する目的でご利用いただけるよう、売却・購入コンサルティングサービスをご利用のお客様に対し、このエンジンで算出される推定成約価格を提供する新たなサービスを開始します。さらに今後、不動産価格推定エンジンを他のサービスとも連携させて展開していく予定です。

近年、欧米では、機械学習技術をはじめとした情報技術を不動産分野に応用し、不動産と情報技術の融合を追求するReal Estate Tech（不動産テクノロジー）企業が急成長しています。

ソニー不動産は、ソニーが蓄積してきた情報技術、ソフトウェア技術を核に、日本における新たな不動産テクノロジー企業として、不動産取引における消費者の意思決定を支援するためのサービスを拡大・強化していきます。ソニー不動産は、不動産購入仲介事業、売却仲介事業、賃貸管理事業、リフォーム・リノベーション事業に加え、Real Estate Techを第五の事業の柱として推進し、顧客満足度No.1の不動産サービスの実現を目指してまいります。

不動産価格推定エンジン紹介サイト https://sony-fudosan.com/tech/
（※このサイトで不動産価格推定のサービスを提供するものではありません。）

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201510/15-1008/

※1 機械学習技術とは、人が持つ学習能力をコンピュータで実現しようとする技術です。また、ディープラーニング（深層学習）技術は、近年急速に発展している機械学習技術の一つであり、人間の脳の構造を模した計算モデルを用いる点に特徴があります。
※2 不動産価格推定エンジンが算出した推定成約価格と直近の実際の事例における成約価格との差額（誤差）の絶対値を当該成約価格で除した値を誤差率とし、その誤差率の中央値をMERとしています。
MERは機械学習の分野において推定結果の正確さを示す一般的な指標であり、MERの値が小さいほど推定精度が高いことを意味します。
※3 東京都23区内の1980年以降築のマンションを対象とした2015年10月5日時点でのMERであり、この数値は日々変動します。
※4 推定精度を公表している不動産価格推定サービス（海外のサービスを含む）において。ソニー不動産調べ。

概要：ソニー

詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。

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