2016年02月08日 16時25分

Source: Hitachi, Ltd.

日立、COBOLからJavaへの効率的な移行支援の「COBOLマイグレーションサービス」を提供開始
レッドハットと共同開発

東京, 2016年02月08日 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、企業の基幹系システムなどで使用されているプログラミング言語であるCOBOL*1で構築されたシステムのJava*2への効率的な移行をワンストップで支援する「COBOLマイグレーションサービス」を、2016年2月16日から提供開始します。

本サービスは、レッドハット株式会社(代表取締役社長:望月 弘一/以下、レッドハット)と共同開発したものです。システム移行のほか、業務上の規則などのルール変更に伴うシステムの改修や、利用状況の分析・課題抽出による業務改善、運用・保守作業など、関連業務の全面的な効率化を実現します。

COBOLは主に、メーカーが独自に設計・開発した汎用コンピュータ(メインフレーム)上で稼働する基幹系システムを開発する際に使用されてきました。しかし、近年ではメインフレームに比べて低価格で、現在広く普及している一般的なサーバを基盤とするオープンシステムの導入が拡大しており、Javaをはじめ、オープンシステムに適したプログラミング言語が普及しています。特にWebシステムはJavaでの構築が主流となっており、COBOLで構築したシステムを運用している企業でも、技術者を確保しやすいJavaへ移行するニーズが高まっています。

「COBOLマイグレーションサービス」は、日立とレッドハットの製品を組み合わせ、COBOLからJavaへの移行に伴うシステムの現状分析から構築、移行後の運用・保守までを全面的に支援するものです。具体的には、ソフトウェアのリソース管理・解析を行う日立のアプリケーション・ライフサイクル・マネジメント(ALM)*3システム、プログラムの自動生成やテストの自動化を行う日立アプリケーションフレームワーク「Justware」、ならびにレッドハットが提供するビジネスルールマネジメントシステム(BRMS)*4「Red Hat(R) JBoss(R) BRMS」(以下、JBoss BRMS)から構成されています。本サービスにより、COBOLからJavaへのシステム移行を効率的かつ迅速に行うことが可能となり、システム移行に必要な業務負荷を低減し人的リソースの最適配置を行うことができます。

日立は、COBOLで構築されたシステムの解析やオープンシステムへの移行、ならびに関連するコンサルティングなどの実績とノウハウを培ってきました。今後も、レッドハットの協力のもと、本サービスの機能強化に取り組むとともに、一層加速することが見込まれるCOBOLからJavaへのシステム移行を支援し、お客さまのビジネスを支えるITシステムの強化に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/02/0208c.html

*1 COBOL: COmmon Business Oriented Language。1960年代から使用されている事務処理システム用のプログラミング言語。
*2 Java: 1990年代に米国で開発されたプログラミング言語。特定のOSやプロセッサーなどに依存する従来のプログラミング言語の課題を解決すべく、あらゆるプラットフォーム上で動作し、ソフトウェア開発と保守の複雑性を低減させ、生産性を高めるように設計された。現在のシステム開発において、多く用いられている。
*3 Application Lifecycle Management: ソフトウェアの定義、設計、開発、テストといったライフサイクルを統一的に管理すること、あるいはそのツール。
*4 Business Rule Management System: 業務上の規則や判断基準といったルールに関する設定をアプリケーションから切り離して、一括管理することで、ITシステム全体の開発・運用業務を効率化・簡素化するソフトウェア。

概要:日立製作所

詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。

お問い合わせ先
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 アプリケーションサービス事業部 [担当:太田]
金融ソリューション お問い合わせフォームへ http://www.hitachi.co.jp/finance-inq/

Source: Hitachi, Ltd.


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