2018年01月17日 11時00分

Source: NEC Corporation

NEC、シンガポール政府とのセキュリティ実証実験を完了

東京, 2018年01月17日 - (JCN Newswire) - NECは、シンガポールの主要な工業地域であるジュロン島とその近隣エリアで進めてきた3つのセキュリティ実証実験を、このほど完了しました。本実験では、NECの生体認証技術や映像解析技術などを用いることで、不審な行動や要注意人物の早期検知、立ち入り制限エリアへの入場手続きの効率化などが可能になることを確認しました。

本実験は、シンガポール内務省と経済開発庁が推進する「Safety and Security Industry Programme(SSIP) 2020」プロジェクトの一環として2016年9月から実施したものであり、JTCコーポレーション(注1)の協力のもと行われました。

本実験の概要は以下の通りです。

(1) 世界No.1の認証精度(注2)を有するNECの顔認証技術と、防犯カメラやマイクから得られる映像・音声情報を解析する独自のシステムを組み合わせることで、不審な行動や要注意人物などを早期に発見する。

(2) 立ち入り制限エリアであるジュロン島に入場するバスの乗降口や窓などにセンサーを取り付け、島外に設けられた実証実験用の検問所からジュロン島内への移動中に乗降口や窓の不正な開閉が無いかモニタリングする。

(3) 自動車でのジュロン島への入場手続きを効率化するため、NECの生体認証技術を用いた専用端末を試験的に導入。実証実験用の検問所に設置された端末を入場者が車内から操作し、本人確認書類と顔・指紋情報を読み込むことで、自動車から降りることなく入場手続きを完了する。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、成長戦略の柱の一つとしてセーフティ事業を強化しています。今回の実証実験で得られた成果を活かし、シンガポールの安全・安心に一層貢献していくとともに、グローバルなセーフティ事業の強化に役立てていきます。

シンガポール内務省Ops-Tech Groupシニア・ディレクターのNg Yeow Boon氏は次のように述べています。「様々な課題に対応し優れたオペレーションを維持するために、シンガポールの安全・安心を担う機関は先進の技術やイノベーションの活用を常に検討しています。SSIPはそのための有効な環境を提供するものです。今後もソリューションプロバイダーとのコラボレーションを通して、シンガポールの安全・安心の課題に取り組み、社会に貢献していきます。」

JTCコーポレーションのアシスタント・チーフ・エグゼクティブ・オフィサーであるHeah Soon Poh氏は次のように述べています。「JTCは、私たちが管理する工業地域の安全を確保するために、常に最新のソリューションに注目しています。ジュロン島において生体認証を用いたアクセスコントロールを改善し、セキュリティを強化していることはその良い例です。最新のセキュリティ技術を実証する今回の実験に協力することができ、喜ばしく思います。」

NECアジアパシフィック社(シンガポールオペレーション)のマネージング・ディレクターLim Kok Queeは次のように述べています。「SSIP 2020は、先進のセキュリティソリューションの開発・導入のためにシンガポールをテスト環境として活用するものであり、その取り組みに貢献できたことを大変うれしく思います。当社は今後もシンガポール政府や企業と密に連携し、より安全・安心な社会の実現に貢献していきます。」

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://jpn.nec.com/press/201801/20180117_01.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。

Source: NEC Corporation
セクター: IT

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