2020年09月23日 09時00分

Source: Eisai

エーザイ、「レンビマ(R)」(レンバチニブ)と「キイトルーダ(R)」(ペムブロリズマブ)の併用療法について2つの臨床試験から7種のがんに対する初めての臨床データを欧州臨床腫瘍学会年次総会において発表
免疫チェックポイント阻害剤による治療後に増悪したメラノーマ患者様で21.4%の奏効率

東京, 2020年09月23日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)と Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(北米以外では MSD)は、このたび、エーザイ創製の経口マルチキナーゼ阻害剤「レンビマ(R)」(一般名:レンバチニブメシル酸塩)と Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の抗 PD-1 抗体「キイトルーダ(R)」(一般名:ペムブロリズマブ)との併用療法を評価する LEAP (LEnvatinib And Pembrolizumab) 臨床プログラムのうち、LEAP-004 および LEAP-005 の初めての中間解析結果について、欧州臨床腫瘍学会年次総会 (ESMO Virtual Congress 2020) で口頭発表したことをお知らせします。

LEAP-004 は抗 PD-1/PD-L1 抗体による治療後に増悪した切除不能または進行性メラノーマを対象とした臨床第II相試験であり、奏効率 (Objective Response Rate: ORR) は 21.4% (95% 信頼区間 (CI):13.9-30.5) でした。

LEAP-005 は、治療歴のあるトリプルネガティブ乳がん、卵巣がん、胃がん、マイクロサテライト不安定性 (microsatellite instability-high:MSI-H) を有さない、またはミスマッチ修復機構欠損 (mismatch repair deficient:dMMR)を有さない大腸がん、膠芽腫、胆道がんを対象とした臨床第II相試験です。標準治療が効果を示さなかった、または治療後に増悪した患者様が登録され、ORR は 9.7%~32.3% (95% CI:2.0-51.4)でした。

両試験の結果は、それぞれ本学会の Late-Breaking Abstracts に採択されました。

Merck & Co, Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A. Research Laboratories, Clinical Research の Vice Presidentである Scot Ebbinghaus 博士は、「「キイトルーダ」と「レンビマ」併用療法を評価する LEAP 臨床プログラムから得られた今回の新しいデータは、進行の早い複数のがんに対し有望な活性を示すとともに、それらのがんに対する本併用療法の知見を広げてくれました。LEAP の臨床データを二つ同時に発表したのは今回が初めてです。このことは、免疫チェックポイント阻害剤治療後に増悪した進行性メラノーマ患者様を含む多くのがん患者様に対して、新しい治療オプションをお届けするための着実な進展が図られていることを示しています」と述べています。

エーザイ株式会社の執行役 オンコロジービジネスグループ チーフメディスンクリエーションオフィサー兼チーフディスカバリーオフィサーである大和隆志博士は、「今回の 2 本の臨床試験の中間解析結果によって、現在実施している 19 本の臨床試験における 13 種のがんすべてに対し、「レンビマ」と「キイトルーダ」の併用療法のポテンシャルを裏付ける一貫したヒューマンエビデンスが蓄積したことになり、我々は自信を深めています。得られたエビデンスは、本併用療法に関する我々の理解を進展させるだけでなく、深い洞察に基づく決断を可能とし、アンメットニーズの充足を加速するものです」と述べています。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202057.html

概要:エーザイ株式会社

詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。

Source: Eisai
セクター: バイオテック

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