2021年05月12日 12時30分

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.

三菱重工サーマルシステムズ、空気清浄フィルタリング技術の新型コロナウイルス除去・不活性化効果を確認

東京, 2021年05月12日 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、独自開発の空気清浄フィルタリング技術について、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を除去・不活性化できることを確認しました。この技術は、フィルターに吸着した花粉などのアレル物質を酵素と尿素の力により抑制するものです。これにより、SARS-CoV-2に対する除去・不活性化に関して、今年2月に発表した酵素・尿素の液体製剤での検証に加え、試験用エアフィルターでも効果検証を完了したことになります。

今回、一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(Q-TEC)において実証試験(注1)が実施されました。具体的には、三菱重工サーマルシステムズ製の空気清浄フィルターのろ材にSARS-CoV-2が含まれたウイルス液を接種、そのまま35℃の恒温槽に1時間静置した後、かき混ぜたものを回収し、プラーク測定法(PFU:Plaque Forming Units)(注2)によりウイルス感染価を測定しました。その結果、対照試料であるSARS-CoV-2が含まれたウイルス液(1時間放置後)と比較して、空気清浄フィルターのろ材の不活性化率は99.998%となり、反応時間1時間でほぼ完全にSARS-CoV-2を不活性化できることが確認できました。

室内空調システムに応用可能な空間からのウイルス除去・不活性化に関する研究は、室内におけるウイルス対応の検討促進に寄与するものであり、社会的にも喫緊の課題となっています。三菱重工サーマルシステムズは、今後もこの分野における研究を続けることで抗菌・抗ウイルス技術の開発につなげ、安心して暮らせる社会の実現に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/210512.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
セクター: エネルギー

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


三菱重工、タイの超大型複合火力発電所プロジェクトでM701JAC形GTCCの7系列目が運転開始
2024年04月24日 14時30分
 
三菱みなとみらい技術館に「空・宇宙ゾーン」を新設、リニューアルオープン
2024年04月24日 10時00分
 
三菱重工と日本ガイシ、アンモニア分解ガスからの膜分離水素精製システムを共同開発
2024年04月18日 14時00分
 
三菱重工航空エンジン、航空エンジン向け燃焼器製造の「MHIAEL長崎工場」2期棟を竣工
2024年04月12日 08時00分
 
ボーイング、三菱重工業、SMBCアビエーションキャピタルが共同で委託した持続可能な航空燃料(SAF)に関するレポートを発表
2024年04月09日 18時00分
 
三菱重工、特定技術分野の最高峰「技監」と技能の最高峰「範師」を新たに認定
2024年03月21日 14時30分
 
三菱重工、役員人事を発表
2024年03月18日 18時00分
 
三菱重工、2023年にガスタービン世界市場でシェア1位を獲得
2024年03月15日 18時00分
 
三菱重工、海上保安庁向け大型巡視船の命名・進水式を三菱重工マリタイムシステムズで実施
2024年03月14日 19時00分
 
三菱重工、成長戦略のエナジートランジション事業を推進する「GXセグメント」を新設
2024年03月14日 11時50分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>