2022年03月16日 10時00分

Source: Hitachi, Ltd.

日立エナジーが、ベルリン市交通局から電気バス向けEV充電システム「Grid-eMotion(TM) Fleet」を受注
電気バスの普及を支援し、都市環境の改善と脱炭素社会の実現に貢献

東京, 2022年03月16日 - (JCN Newswire) - 日立エナジーは、ドイツ最大の公共交通事業者であるBerliner Verkehrsbetriebe(ベルリン市交通局)から、電気バス・商用電気自動車向けEV充電システム「Grid-eMotion(TM) Fleet」を受注しました。本受注は、ベルリン市内二か所のバス操車場に合計四つの充電システムを納入するもので、2022年8月から9月の稼働開始を予定しています。当社は、Grid-eMotion(TM) Fleetの提供を通じて、ベルリン市交通局の電気バスの普及を支援し、都市環境の改善と脱炭素社会の実現に貢献します。

ベルリン市交通局は、ベルリン市が運営する公共交通事業者であり、ドイツ最大の約1,500台の市営バスを運行しています。同社は、2030年までに全バスの電化をめざしており、バス操車場にEV充電システムを設置する計画を進めています。

都市部のバス操車場は、スペースや騒音に関する制約があることから、設置するEV充電システムについてもコンパクトな設置面積と低騒音性が求められています。加えて、確実な充電により、時刻表通りの運行を実現する高い信頼性が必要とされています。今回、当社が納入するGrid-eMotion(TM) Fleetは、交流を直流に変換する設備と充電器を集約することで、従来の充電システムと比較して設置スペースの最大60%削減と、ケーブル配線の最大40%削減を実現しています。加えて、充電器などの設備をコンテナに収容することで稼働中の騒音を最小限に抑えているほか、サポートサービスや設備の稼働状況をリアルタイムで確認できる遠隔監視システムにより信頼性を確保しています。

日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員であるニクラス・パーソンは、「ベルリン市が進める静かで排出ガスの無い交通への転換と、同市に住む人々の持続可能なエネルギーの未来を支援できることを嬉しく思います。我々はエネルギー転換の緊急性を認識しており、持続可能なモビリティの未来を推進し、人々の生活の質を向上させるために必要な、先進的な技術を有しています。」と述べています。

Grid-eMotion(TM)について

Grid-eMotion(TM)シリーズには、FleetとFlashの二つのソリューションがあります。2020年7月に販売を開始したGrid-eMotion(TM) Fleetは、グリッド接続と充電システムを統合したもので、従来の充電システムと比較して設置スペースがコンパクトであることに加えて、柔軟な拡張性も備えています。Grid-eMotion(TM) Flashは、停留所などのバスの運行ルート上に設置し、数秒間という超高速でEV充電を行うものです。

また、これらと組み合わせることが可能なソリューションとして、バスのエネルギー消費量の計算および、バッテリー残量・運行データの監視、充電ステーションの電力使用・エネルギー貯蔵・夜間充電の最適化などを行うデジタル制御システムe-mesh(TM)や、十分な情報に基づいた稼働時間の最大化と効率性の向上を支援するソリューションLumada APM、EAM、FSMがあります。

Grid-eMotion(TM)は、オーストラリア、カナダ、中国、インド、中東、米国、欧州において、稼働中または展開中です。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/03/0316.html

日立エナジーについて

日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に約38,000人の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、約1兆円の事業規模を有しています。 https://www.hitachienergy.com/jp/ja/

日立製作所について

日立は、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。「環境(地球環境の保全)」 「レジリエンス(企業の事業継続性や社会インフラの強靭さ)」 「安心・安全(一人ひとりの健康で快適な生活)」に注力しています。IT・エネルギー・インダストリー・モビリティ・ライフ・オートモティブシステムの6分野で、OT、ITおよびプロダクトを活用するLumadaソリューションを提供し、お客さまや社会の課題を解決します。2020年度(2021年3月期)の連結売上収益は8兆7,291億円、2021年3月末時点で連結子会社は871社、全世界で約35万人の従業員を擁しています。 https://www.hitachi.co.jp/

Source: Hitachi, Ltd.
セクター: 金融, IT

Copyright ©2024 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


日立がGreen x Digitalコンソーシアムにおいて、仮想サプライチェーンでのCO2データ連携の実証実験に成功
2023年08月09日 13時00分
 
コマツと日立が技術供与し、デンヨーが開発・製品化した水素混焼発電機をコマツ 小山工場に導入
2023年08月08日 11時00分
 
日立と通天閣観光、大阪のシンボル通天閣でリニューアルしたLED看板を9月に点灯開始
2023年07月26日 14時00分
 
日立、国内初 融資の申込から融資実行後の管理まで一連の業務をデジタルで完結する「金融機関向け融資DX推進サービス」を提供開始
2023年07月21日 12時00分
 
日立Astemo、交差点や単路での衝突被害軽減ブレーキを可能とする広角ステレオカメラによるセンシングシステムがいすゞの新型エルフに採用
2023年07月14日 13時50分
 
日立、シリコン量子コンピュータの実用化に向け、大規模集積に適した新たな量子ビット制御方式を提案
2023年06月12日 13時00分
 
日立、AWSとの協創によりハイブリッドクラウドソリューションを強化
2023年06月06日 11時00分
 
日立、青森県向けに「流域治水 浸水被害予測システム」を初納入、本格運用開始
2023年05月25日 11時00分
 
米国アリゾナ州と日立ヴァンタラが、優れたデータ分析とモダンアナリティクスで 貴重な水資源を確保
2023年05月23日 12時00分
 
日立と東芝が台湾向け高速鉄道車両を約1,240億円で受注
2023年05月19日 11時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>