2022年05月27日 10時00分

Source: Eisai

エーザイ、米国臨床腫瘍学会年次総会おけるがん領域の開発品・製品に関する発表について
- 当社の高度な化学合成技術と患者様アウトカムの改善のための新しい治療法へのコミットメントを示すfarletuzumab ecteribulin(MORAb-202)のデータを発表
- 進行性腎細胞がんおよび進行性子宮内膜がん治療に関する新たな情報となり得るレンバチニブとペムブロリズマブの併用療法によるLEAP臨床プログラムの事後解析を発表

東京, 2022年05月27日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、2022 年 6 月 3 日から 7日まで米国イリノイ州シカゴおよびバーチャル形式で開催される「米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)年次総会」(2022 ASCO Annual Meeting)において、当社のがん領域における開発品のさまざまながん種における最新知見を発表することをお知らせします。当社とブリストル マイヤーズ スクイブ(本社:米国)が共同開発を行っている抗体薬物複合体(Antibody Drug Conjugate:ADC)である farletuzumab ecteribulin(開発品コード:MORAb-202)については、臨床第Ⅰ相試験(NCT03386942)のプラチナ抵抗性卵巣がんコホートにおける安全性および有効性に関するポスターディスカッション(抄録番号:5513)ならびに最適用量の検討に関するポスター発表(抄録番号:3090)を行います。

当社の常務執行役 オンコロジービジネスグループ プレジデントである大和隆志 PhD は、「このたび発表する farletuzumab ecteribulin のプラチナ抵抗性卵巣がんにおける安全性と有効性の解析結果は、抗体薬物複合体が、治療オプションの限られたがん患者様に対する有望な治療戦略となることを示唆しています。本剤は、自社創製の抗葉酸受容体 α 抗体に、同じく自社創製の抗がん剤エリブリンを酵素切断リンカーを介して化学結合させた当社初の抗体薬物複合体であり、当社独自の薬剤を活かして、より多くのがん患者様の治療を改善したいという我々の想いを表すものです」と述べています。

レンバチニブ(「レンビマ(R)」)と Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(北米以外では MSD)の抗 PD-1 抗体ペムブロリズマブ(「キイトルーダ(R)」)の併用療法を評価する LEAP(LEnvatinib And Pembrolizumab)臨床プログラムの新たな研究結果には、進行性腎細胞がん患者様を対象とした臨床第III相 CLEAR 試験(307 試験/KEYNOTE-581 試験)(NCT02811861)および進行性子宮内膜がん患者様を対象とした臨床第III相 309 試験/KEYNOTE-775 試験(NCT03517449)におけるサブグループ解析結果が含まれます。本併用療法を受けた進行性腎細胞がん患者様の次治療への影響に関するポスターディスカッション(抄録番号:4514)および進行性子宮内膜がんにおける本併用療法の次治療の効果についてのポスタープレゼンテーション(抄録番号:5587)が行われます。

当社オンコロジービジネスグループ の Chief Clinical Officer である Richard C. Woodman MD は、「レンバチニブとペムブロリズマブの併用療法は、世界中の進行性腎細胞がんおよび進行性子宮内膜がん患者様に対する治療オプションを拡大するものです。本学会で発表したデータは、医療従事者の皆様がより多くの情報に基づき治療判断をできるよう、本併用療法の事後解析による研究を継続していくことへの我々のコミットメントを示しています」と述べています。

レンバチニブについて、単剤療法およびペムブロリズマブとの併用療法に関して、当社は、2018 年 3 月に Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA とグローバルな共同開発と共同販促を行う戦略的提携契約を締結しています。現在、本併用療法については、LEAP 臨床プログラムのもと、10 種類以上のがんにおいて 20 を超える臨床試験が進行中です。

抗葉酸受容体(folate receptor:FR)αをターゲットとした抗体薬物複合体である farletuzumab ecteribulin について、当社は、2021 年 6 月にブリストル マイヤーズ スクイブと共同開発・共同商業化に関するグローバルな独占的戦略的提携契約を締結しています。当社とブリストル マイヤーズ スクイブは、FRα陽性の固形がん(子宮内膜がん、卵巣がん、肺がんおよび乳がんを含む)を対象として、日本における臨床第Ⅰ相試験および米国における臨床第Ⅰ/II相試験の 2 つの試験を実施中です。

当社によるすべての発表リストは以下の通りです。抄録(アブストラクト)の大部分は米国東部時間 5 月 26 日(木)午後 5 時より公開され、ASCO ウェブサイトより閲覧可能です。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202241.html

概要:エーザイ株式会社

詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。

Source: Eisai
セクター: バイオテック

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