東京, 2025年8月4日 - (JCN Newswire) - 株式会社三菱UFJ銀行(注1)(以下、三菱UFJ銀行)と富士通株式会社(注2)(以下、富士通)は、人々の健康寿命の延伸や企業における健康経営の促進による社会課題解決に向けたMOUを2025年8月1日に締結しました。両社は本協業により、健康予防に関心のある企業の事業支援やビジネスマッチング促進を通じて、健康予防領域におけるサービス・イノベーション創出に向けて活動します。
日本では、高齢化の進展や生活習慣病の増加といった健康領域の社会課題に対して、様々なライフログデータ(特に個人の健康に関わるPHR(注3))を活用したサービス・ソリューションが存在していますが、サービス間でのデータ連携や蓄積、活用に関するルールが統一されておらず、複数の課題が存在していると考えています。そこで事業共創への取り組みや国内外のネットワークを持つ三菱UFJ銀行と、幅広い産業分野でのシステム開発運用実績やデータ利活用の知見を持つ富士通は、パートナー企業と連携し、健康予防領域のエコシステムの確立をめざします。
図:協業の全体像
両社は、健康領域で事業展開するパートナー企業を募り、ウェルビーイングやパフォーマンスの向上をデータドリブンで促進するとともに、富士通のデータプラットフォームとAIを用いて、個人の行動変容をサポートするライフログデータの収集や利活用の検討を行います。例えば、運動や食事などのライフログデータから個人の特性を踏まえたプランを提案し、レコメンドにより無理なく運動習慣を維持し続けることができる脱落防止AIなど、行動変容を強力にサポートする様々なAIを活用していきます。
三菱UFJ銀行は、本協業を通じて、少子高齢化社会や産業育成、イノベーション支援に関する課題の解決をめざします。富士通は、本協業で得た知見やネットワークを活用し、様々なウェルビーイング関連企業がデータ連携でき、生活データや個人の食事や運動などのライフログデータをもとに、生活者一人ひとりにパーソナライズドされたサービスを提供するプラットフォームの確立をめざします。
なお、両社は、先行して2025年7月7日から、最先端スポーツ科学を取り入れたスポーツジム運営会社と、アスリート向けの宅食ビジネスを推進するスタートアップ企業と共同で“運動×食“をテーマに、トレーニングの実施や宅食利用の実態把握をもとにしたデータを分析する実証実験を開始しています。本実証実験は、株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ (注4)及び三菱UFJ銀行が設立したオープンイノベーション拠点「MUIC Kansai」(注5)にて共同推進します。
今後、両社は運動や食、睡眠等の実証実験に留まらず、健康予防領域の社会課題解決に向け、包括的に連携し取り組んでいきます。
URL https://global.fujitsu/ja-jp/pr/news/2025/08/04-01