東京, 2025年9月11日 - (JCN Newswire) - 川崎市(市長 福田紀彦)と富士通株式会社(川崎市中原区、代表取締役社長 時田隆仁、以下「富士通」)は、脱炭素社会の実現を目指し、市民の行動変容を促進する「川崎市脱炭素ライフスタイル行動変容促進プロジェクト」(以下「本プロジェクト」(※1))における更なる取組として、今年度新たに川崎フロンターレと連携した古着類等の回収・リサイクルや市民のCO2削減貢献量の可視化等を令和7年9月から令和8年2月にかけて実施します。このたび、本プロジェクトが、環境省の脱炭素につながる新しい活動を支援するための「デコ活補助金」(※2)に7月に採択されました。なお、市町村における同補助金の採択は、川崎市が初となります。
1. 実施主体
川崎市及び富士通
2. 実施期間・総事業費
実施期間:令和7年9月(デコ活補助金交付決定後)~令和8年2月28日 予定
総事業費:約1,350万円(うちデコ活補助率1/3相当額:450万円)
3. 主な取組
(1)市民の行動変容の促進
1. 川崎フロンターレと連携したサーキュラーエコノミーに向けた取組【新規実施】
・9月28日(日)にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 場外フロンパークで開催するホームゲームイベント「かわさきSDGsランド」に古着類等の回収・リサイクルによるサーキュラーエコノミーの実証を予定しています。
・取組の詳細、およびかわさきSDGsランドについては、別途報道発表いたします。
2. 市イベントを通じた理解促進による家庭ごみの分別回収率アップに向けた取組【拡充】
・「多摩区民祭(10月18日開催予定)」や「みんなの川崎祭(11月2日開催予定)」など古着回収の実施
・令和5年度から実施しているイベント時のリサイクルステーション設置による、市民理解を促すことで、プラごみ等の家庭から排出される資源物回収率の向上につなげます。
3. 生活環境事業所等での小型家電等の回収量アップに向けた情報発信強化【拡充】
・情報発信強化により、生活環境事業所等で回収している小型家電等の回収量増加につなげます。
(2)CO2削減貢献量の見える化・事業効果の分析及び情報発信
環境行動変容スマホアプリ(Green Carb0n Club(※3))等を活用し、(1)の取組におけるCO2削減貢献量可視化やイベント参加者へのアンケート等を用いて事業効果を分析し、その結果を広く情報発信します。
4. プロジェクトを通じた今後の取り組みについて
川崎市:今回の取組を通して、市が掲げる2050年市域の温室効果ガス排出量実質ゼロ、2030年度の民生系目標▲45%以上削減(2013年度比)に向け、更なる市民の行動変容促進に取り組んでいきます。
富士通:本プロジェクトを通し、市民の行動変容に影響を与える要因の分析や各取組のCO2削減効果の可視化を行い、持続可能な事業モデルを策定していきます。これにより、富士通グループのマテリアリティの一つである「地球環境問題の解決」に貢献していきます。
5. 各主体の主な役割
川崎市:
・イベント実施や拠点回収
・情報発信
富士通:
・デコ活データベース(※4)を活用したCO2削減貢献量の可視化
・CO2削減貢献量やアンケート等を活用した環境行動データ分析
6. 川崎市脱炭素ライフスタイル行動変容促進プロジェクト(※1)
製品やサービスを通して市民生活に接点のある6事業者と市が連携し、CO2削減貢献量を「見える化」することで市民の行動変容を促進していくために、令和6年8月7日に発足したプロジェクトです。事業者は、2050年における脱炭素社会の実現に向けた高津区の溝口周辺地域での取組「脱炭素アクションみぞのくち推進会議」に参加する事業者を中心に構成しています。
川崎市脱炭素ライフスタイル行動変容促進プロジェクトについて
7. 「デコ活」及び「デコ活補助金」について(※2)
概要
「デコ活」は、二酸化炭素(CO2)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む”デコ”と活動・生活を組み合わせた新しい言葉です。「デコ活補助金」は、国民のライフスタイル転換を通じた暮らしの改善及び、温室効果ガス削減などの環境保全効果が持続的に見込める事業に対して、国と事業者が資金や資源を持ち寄る「連携協働型社会実装助成方式」で支援を行い、事業の自走化と新たな製品・サービス等への大規模な需要創出を図り、国民の豊かな暮らしの実現を目指す補助金です。
「デコ活」推進事業採択結果について
8. Green Carb0n Club(グリーンカーボンクラブ)について(※3)
市民や事業者に向けて環境配慮型のライフスタイルへの継続した行動変容を促すことを目的に、富士通と川崎市が実証実験としてリリースした環境行動変容スマホアプリです。アプリでは、デコ活データベース(※4)等を活用してCO2削減貢献量の可視化を行います。
アプリについて
デコ活データベース(※4): 国や有志の企業等が連携し、生活の様々な場面の脱炭素に資する行動のCO2排出削減効果を算定・データベース化したもの。
URL https://global.fujitsu/ja-jp/pr/news/2025/09/11-01