2022年07月13日 11時00分

Source: Hitachi, Ltd.

日立エナジーが、中華人民共和国の洋上ウィンドファーム向けに66kV変圧器と72.5kV開閉装置を受注
再生可能エネルギーの効率的な連系とグリーン電力の供給を支援

東京, 2022年07月13日 - (JCN Newswire) - 日立エナジーは、中華人民共和国(以下、中国)の洋上風力発電設備製造会社である中国船舶集団海装風電から、浙江省寧波市象山の北東海岸沖における浙江象山土渓(トシ)洋上風力発電プロジェクト向けに、洋上向け製品群「OceaniQ」の一つである洋上風力タービン向け変圧器「WindSTAR」と開 閉装置「PASS(Plug and Switch System) M00-Wind」を受注しました。本プロジェクトは、中国の発電事業者である中国広核集団が開発を進める、発電容量 280MW のプロジェクトで、8MW 風車 35 基を設置し、66kV の海底ケーブルで陸上昇圧変電所に送電します。当社は、WindSTAR と PASS M00-Wind の提供を通じて、再生可能エネルギーの効率的な連系と、地域の各家庭へのグリーン電力の供給を支援します。

中国では近年、風力発電が急速に発展し、総発電容量の 14%*1 を占めています。同国では、豊富な洋上風力資源を活用するため、洋上風力発電の導入拡大と効率性向上に向けて、設備容量の増加と送電電圧の高電圧化が進んでいます。

日立エナジーは、66kV の変圧器 WindSTAR と 72.5kV の開閉装置PASS M00-Wind を提供することで、より長距離の送電や電力損失の削減、洋上ウィンドファームの大容量化と高信頼化を支援します。

WindSTAR とPASS M00-Wind は、ともに洋上環境の課題に対応し、風力タービン内の限られたスペースに納まるように特別に設計されているほか、強い振動、急な揺れ、腐食、塩水のミストへの耐久性を有しています。WindSTAR は、エステル系絶縁液の使用により、環境効率と火災安全性を実現しています。PASS M00-Wind は、通常 33kV で運用される風車間の集電を最初に 66kV で可能とした開閉装置で、デジタルモータードライブ装置や遠隔監視・診断用の先端技術を内蔵したローカル制御盤と統合することができます*2。

日立エナジーの中国担当役員である張金泉(ジャン・ジンカン)は、「日立エナジーは、世界的な技術リーダーとして、洋上風力発電システム特有の厳しい洋上環境に耐え、大規模な再生可能エネルギーを連系するための、変圧器や高電圧製品を提供しています。中国におけるクリーンエネルギー開発を共同で加速させる本プロジェクトにおいて、66kV の電圧における先進的なソリューションをお客さまと共に展開できることを嬉しく思います。」と述べています。

■ 浙江象山土渓洋上風力発電プロジェクトについて

浙江省は洋上風力資源が豊富で、その連系に適した送電網を整備しています。本ウィンドファームは、 浙江省の主要な投資プロジェクトとして 2022 年末までに運転を開始する予定であり、同省によると、年間発電量は約 8 億 4,000 万 kWh で、有害ガスやばい煙の排出が約 57 万トン*3 削減されます。浙江省は、豊富な風力資源を最大限に活用することで、電力需給バランスと同地域のエネルギーミックスを最適化し、中国の 2060 年カーボンニュートラル目標に大きく貢献します。

■ 日立エナジーについて

日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デ ジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界 90 カ国に約 38,000 人の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、約 1 兆円の事業規模を有しています。詳しくは、ウェブサイト( https://www.hitachienergy.com/jp/ja )をご覧ください。

■ 日立エナジー関連リンク
(1) 公式 Linkedin(英語) https://www.linkedin.com/company/hitachienergy
(2) 公式 Twitter(英語) https://twitter.com/HitachiEnergy

■ 日立製作所について

日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。金融・官公庁・自治体・通信向け IT サービスやお客さまの DX を支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、産業流通、水インフラ、ヘルスケア、家電・空調システム、計測分析システム、ビルシステムなどの幅広い領域でプロダクトをデジタルでつなぐ「コネクティブインダストリーズ」と、自動車・二輪車の分野で先進技術を提供する「オートモティブシステム」の事業体制のもと、IT や OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用する Lumada ソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。グリーン、デジタル、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2021 年度(2022 年 3 月期)の連結売上収益は 10 兆 2,646 億円、2022 年 3 月末時点で連結子会社は 853 社、全世界で約 37 万人の従業員を擁しています。詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

■ 日立グループ パワーグリッドポータルサイト
https://www.hitachi.co.jp/products/energy/pg/

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/07/0713.html

日立製作所について

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Source: Hitachi, Ltd.
セクター: IT

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