2019年05月28日 15時00分

Source: Showa Denko K.K.

昭和電工、ノンスティック・コーティングメーカー ILAG社の買収を決定

東京, 2019年05月28日 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:森川 宏平)は、ノンスティック・コーティング剤を製造・販売するILAG社(スイス)の全株式を取得することを決定し、ILAG社の株式を保有するHelvetica Capital AG(スイス)との間で株式売買契約を締結しました。

ノンスティック・コーティング剤(以下、NSC)とは、調理器具や家電製品などの消費者向け製品や、自動車・産業機器などの工業製品に塗布される、焦げ付き、汚れ防止を目的とした材料で、世界における市場規模は約1,300億円(2019年、当社推定)と見られています。

ILAG社は、消費財NSC市場において世界第4位、欧州市場では第2位に位置し、特に欧州において高いブランド力を持っています。消費財のみならず、自動車部品向けなど工業分野にも市場を有する企業で、スイス国内で生産した製品を50ヶ国以上に供給しています。また、中国にも生産拠点を持ち、顧客である中国国内メーカーの調理器具は世界中で販売されています。 当社が2016年11月に買収した消費財NSC大手のGMMグループが米国の大手調理器具メーカーを主な顧客としており、GMMグループとはグローバル市場において販売エリアの補完など多くのシナジー効果が期待できます。当社NSC事業は、今回の買収により60百万ドルの売上規模を得て、特に消費財市場において世界的な競争力を有する事業となります。

当社は、機能性高分子・機能性モノマー事業においてコーティング材料向けの原料を販売しており、高機能コーティングの材料・処方、評価方法の知見を有しております。NSCは、フッ素樹脂系、シリコン系、セラミックス系の種類があり、当社の幅広い事業・製品・技術を組み合わせることで、最適なソリューション提供が可能な市場です。なお、ILAG社およびGMMグループを統括しグローバル事業運営をするため、本年7月当社内に「コーティング材料部」を新設いたします。

当社グループは、個性派企業(収益性と安定性を高レベルで維持できる個性派事業の連合体)の実現をVision(目指す姿)とし、2025年には当社事業の半数以上を個性派事業とすることを目指しております。本件NSC事業についても、個性派事業創出の一環として、買収による事業拡大と当社既存事業・技術とのシナジーの顕現により、2025年までに安定した収益力を持つ個性派事業への育成を図ります。

【ILAG社の中核企業ILAG Industrielack AGの概要】
(1)社名: ILAG Industrielack AG
(2)事業内容: 消費者向け製品・工業用製品に塗布される焦げ付き、汚れ防止を目的としたノンスティック・コーティング剤の製造・販売
(3)設立年月: 1955年12月
(4)本社所在地: ヴァンゲン(スイス)
(5)代表者: Hans Georg Geisel(CEO)
(6)製造拠点: ヴァンゲン(スイス)、上海(中国)

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sdk.co.jp/news/2019/27207.html

概要:昭和電工株式会社

詳細は www.sdk.co.jp をご覧ください。

本件に関するお問合せ先:
昭和電工株式会社
広報室 03-5470-3235

Source: Showa Denko K.K.
セクター: 化学

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