2025年08月27日 13時15分

Source: Fujitsu Ltd

富士通、医療機関の経営効率化と安定的な医療サービスの提供に向け、ヘルスケアに特化したAIエージェントの実行基盤を構築

東京, 2025年8月27日 - (JCN Newswire) - 当社は、データとAIによって医療機関の経営効率化と安定的な医療サービスの提供を加速するため、ヘルスケア業界において安全かつ効率的にAIを活用できる基盤を、社会課題を起点とする事業モデル「Fujitsu Uvance」の「Healthy Living Platform」上に構築しました。本基盤には、オーケストレーターAIエージェント(注1)が実装されており、当社および国内外のパートナーが開発する多様なヘルスケア特化型AIエージェントを柔軟に組み込むことが可能となります。これにより、世界最先端の医療業務オペレーションの早期実装に貢献することで、日本のヘルスケア業界における業務改革と持続可能性の向上に貢献します。

本取り組みの全体構想イメージ

背景

日本の医療費は年々増加傾向にあり、2022年度には46兆円に達しています(注2)。そのおよそ半分が医療機関における人件費に充てられており(注3)、うち約16%に当たるおよそ3兆円が事務作業に費やされています(注4)。こうした背景から、多くの医療機関が財政赤字を抱え、医療従事者の過重労働が常態化しています。今後、少子高齢化による患者数の増大と医療従事者の担い手不足により、この状況が加速することが懸念されています。このような喫緊の課題に対し、複雑化し属人化した医療業務オペレーションの改善に向け、AIの活用が大きく期待されています。

ヘルスケアに特化したAIエージェント実行基盤の概要

当社は、テクノロジー企業として長年ヘルスケア領域で培ってきた業務知見と、幅広い医療機関との連携により、医療業務オペレーションを担う業務特化型AIエージェント群を提供します。データ構造化や相互運用監視などの多様なAIエージェントを効率的に実装し統合できる実行環境を「Healthy Living Platform」上に構築し、そこにパートナーの多様なヘルスケア特化型AIエージェントを組み込むことで、広範かつ迅速な業務オペレーションの変革を支援します。本実行基盤は、アクセラレーテッドコンピューティングとAIエージェントの基盤技術において世界をリードするNVIDIA(注5)の支援により構築しています。これにより、医療従事者は本来注力すべき診療や患者ケアといった本業に集中することが可能になり、医療機関の経営者は、より本質的な業務に医療従事者を集中させることにより、収益の改善と、労働環境の整備を通じた医療従事者の獲得・維持を図ることができます。また、患者は、長時間の待ち時間から解放され、一人ひとりの状態や背景に合わせた最適な医療サービスを適切なタイミングで受けられるようになります。

本取り組みを通じたヘルスケア業界向けの提供価値

多岐にわたる業務を効率化するためには、AIエージェント同士が協働して業務を遂行する必要があります。当社が実装したヘルスケア向けオーケストレーターAIエージェントにより、医療機関内外の業務オペレーションを一元的に制御・自動化できるだけでなく、医療に特化した各種アプリケーションを自律的に組み合わせ、活用可能になります。たとえば、従来、患者が来院し診察を受けるまでには、受付でのカルテや保険証の確認、および医師や看護師による問診や診療科の判断など、各専門職による対応が必要でしたが、これら一連の流れをAIエージェントで代行できるようになります。患者との会話をもとに、オーケストレーターAIエージェントと受付、問診、診療科分類などの業務特化型AIエージェントが連携し、自律的に複雑なタスクを実行します。

これまで当社が日本の医療情報システム支援を通じて培った医療業務オペレーションについての業務知見と、「NVIDIA NIM マイクロサービス」や「NVIDIA Blueprints」をはじめとするAIエージェントの基盤技術において世界をリードするNVIDIAの支援を組み合わせることで、世界最先端の医療業務オペレーションの社会実装を目指します。

今後について

当社は、2025年中に先端的な取り組みを進める医療機関や国内外のパートナーとともに、ヘルスケアオーケストレーターAIエージェントの有効性の検証と、具体的な業種特化型AIエージェントの開発を行い、事業化を加速します。当社は、今後も「Fujitsu Uvance」のもと、データとAIにより医療と創薬のあり方を変革し、一人ひとりにあった治療機会を提供できる社会を実現し、人々のウェルビーイングを前進させます。

URL https://global.fujitsu/ja-jp/pr/news/2025/08/27-01 

Source: Fujitsu Ltd
セクター: Enterprise IT

Copyright ©2026 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


東北大学と富士通、「NanoTerasu」の測定データに因果発見AIを適用し、超伝導発現メカニズム解明に繋がる因果関係を自動抽出
2025年12月23日 10時25分
 
富士通、最新のAI駆動型モビリティソリューションとPhysical AI技術を世界最大級のテクノロジーイベントCES 2026に出展
2025年12月18日 14時00分
 
キリンと富士通、創薬DX技術を活用し、AIと実試験でシチコリンの腸脳作用メカニズムを解明
2025年12月17日 15時30分
 
富士通、偽・誤情報や新たなAIリスクに対応する国際コンソーシアム「Frontria」を創立
2025年12月02日 10時50分
 
富士通、AIの活用により、10万原子超からなる全固体電池界面構造の高精度・長時間分子動力学シミュレーションを実現
2025年12月01日 11時10分
 
富士通、企業をまたがるサプライチェーンを最適に運用するマルチAIエージェント連携技術を開発し、実証実験を開始
2025年12月01日 10時10分
 
富士通、保険業界の基幹業務を支える次世代プラットフォーム「Fujitsu Cloud for Insurance Japan Edition」を提供開始
2025年11月28日 10時45分
 
富士通、日本精工様の軸受製品のプロダクトライフサイクルにおける環境価値創出を支援するプラットフォームを構築
2025年11月28日 10時30分
 
富士通と山口大学、小型衛星上で冗長構成GPUによる準リアルタイム画像処理を実現する低電力エッジコンピューティング技術を開発
2025年11月27日 11時40分
 
富士通、藻場のブルーカーボンを効率よく定量化する海洋デジタルツイン技術を開発し、Jブルークレジット認証を獲得
2025年11月26日 10時20分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>