新型アーティセンMaxCore HAプラットフォームは、NFV C-RAN/vRANのコストを75%節減

2016年05月12日 12時40分

Source: Artesyn Embedded Technologies

東京, 2016年05月12日 - (JCN Newswire) - アーティセン・エンべデッド・テクノロジーズは、クラウド/仮想無線アクセスネットワーク(C-RAN/vRAN)などの新型ネットワーク対応を含めNFV/SDNおよびキャリアクラウドネットワーク向けの、高可用性マイクロサーバプラットフォームMaxCore(TM) HAプラットフォームを発表しました。この製品は、中国のLTE展開など、設置スペースに制限のある次世代用に設計されており、同時に既存のLTEへの追加導入や、テレコム通信セントラルオフィスの高可用性にも対応しています。

MaxCore(TM) HAプラットフォーム

汎用MaxCoreアーキテクチャにより、ユーザは、単一プラットフォーム上で音声またはビデオのトランスコーディングなどを、高密度機器として、又は複数の独立仮想ネットワーク機能(VNF)として使用ができます。ユーザは、クラウドインフラ展開時の資本および運用費を節約できるだけでなく、必要に応じて拡張もできます。たとえばMaxCore HAシステムひとつで、現在のL1技術で使用されている従来のラックマウントサーバー(RMS)方式に比べて、さらに小さな設置面積とさらに少ない消費電力や冷却コストで、さらに多くのRAN当たりセル数をサポートできます。

アーティセン・エンべデッド・テクノロジーズ社プラットフォームマーケティングVPのTodd Wyniaは次のように述べました。「弊社の推定では、ユーザはMaxCore HAプラットフォームを使うことで、セル当たりコストをRMSベースソリューションの4分の1に抑えながら、さらに高密度と省電力でC-RAN/vRANインフラを構築できます。ホットスワップやクロッキングなど、この新型プラットフォームに組み込まれている高可用性機能によって、ユーザはネットワークエッジでも仮想化ができ、5Gへの移行でモバイルエッジコンピューティングのサポートもできます。さらに、アーティセンのアクセラレータ製品は、既存のサーバインフラや顧客またはサードパーティの設計したPCI Expressカードと共存して機能しますので、ユーザは特定のメーカに依存されず、非常に高い柔軟性で使用ができます。」

最大384個のIntel(R) Xeon(R) Dプロセッサコアを搭載可能なMaxCore HAプラットフォームは、現在市販されている中では最大級の密度と可用性を持つ製品です。

「5Gの目標の実現には、ローカルキャッシング機能を持つ強力なネットワークエッジデバイスが必要です。」と、インテル社通信インフラ事業部長のDan Rodriguezは述べました。「アーティセンのMaxCoreプラットフォームは、インテルアーキテクチャ上で柔軟かつ構成可能で、運用費低減を達成するNFVおよびSDN技術を使った目標達成に役立ちます。」

アーティセンのMaxCore HAプラットフォームは、高さ5Uの19インチのラック取り付け可能な筐体に、オプションで100Gイーサネットインターフェースを持つ冗長スイッチカードと12のホットスワップ可能なPCI Expressファブリックスロットとともに搭載されています。お客様は、ケーブルなしに高速バックプレーン経由で接続されたアーティセンのマイクロサーバまたはSharpStreamer(TM)アクセラレーションカード、あるいはサードパーティの市販PCI Expressを使用して、柔軟に高パフォーマンスでシンプルな構成ができます。フロントアクセス式のI/Oインターフェースと、前部から後部への冷却方式は、多くの通信セントラルオフィス環境で好まれています。また、OpenFlow、OpenStack、Linux、OVS、DPDKなどのオープンソースプロジェクトを活用するシステム管理ソフトウェアとアーティセンのSilver Lining(TM) NFVイネーブリングソフトウェアを搭載しています。

アーティセンは先日、C-RANおよびvRANインフラに関連したCapExおよびOpExを節減するふたつのソリューションの概要を発表しました。

画像
MaxCore(TM) HAプラットフォーム
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アーティセン・エンべデッドテクノロジーズについて

アーティセン・エンべデッドテクノロジーズは、通信、コンピューティング、医療、航空宇宙、工業などの各種業界向け高信頼性電源と組込みコンピューティングソリューションの設計と製造で世界をリードしている企業です。アーティセンは 40 年以上にわたって、コストパフォーマンスの高い先進なネットワークコンピューティングおよび電力変換ソリューションを提供し続け、お客様の開発期間短縮やリスク軽減をサポートし、信頼され続けてきました。アーティセンの本社は米国・アリゾナ州テンピにあり、10 か所の COE (中核研究拠点)、4 か所のワールドクラスの製造工場、世界各国でのグローバルなセールス＆サポート拠点などを有し、世界各国で 20,000 人以上の従業員が働いています。 www.artesyn.com

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