京都, 2025年5月9日 - (JCN Newswire) - バリュー評価を専門とするスタートアップ企業Valuufyは、米国の「マグニフィセント・セブン」に名を連ねるグローバルテクノロジー企業と提携し、包括的な環境影響評価を実施していることを発表しました。本プロジェクトは2025年3月に始動し、京都を拠点とする価値創出の専門家であるValuufyにとって重要な節目となるものです。
このプロジェクトでは、「ValuuCompass™」を活用し、7つのステークホルダーの一つである「自然」に対する影響および価値創出を透明性高く評価し、市場の他企業と比較評価を行います。分析結果は今月中にクライアントに提出され、環境パフォーマンスに関する多角的かつ実行可能なインサイトが提供されます。
サステナビリティを価値創出の中核へ
ValuufyのCEOであるカイル・バーンズは、次のように述べています。「特に日本のスタートアップ企業が、米国の主要テクノロジー企業を顧客として獲得するのは非常に稀なことです。これは、私たちのアプローチが先進的な企業のニーズに確実に響いている証拠です。ValuuCompassは、学術的な厳密性と実践的なビジネス価値を兼ね備えている点が高く評価されました。」
サステナビリティ評価のギャップを解消
このテクノロジー企業は、複数のサステナビリティ評価ソリューションを比較検討した上で、Valuufyを選定しました。企業担当者は次のように述べています。「現在のサステナビリティ・ベンチマークには、環境・社会的要素を考慮した際に多くのギャップや不整合が見られます。Valuufyは、業界最高水準の基準に基づき、すべての関連領域を体系的に評価し、データ主導かつ定量的な手法で、実行可能なインサイトを導き出します。」
精緻かつ高性能なベンチマークの実現
Valuufyのリサーチ・ディレクターである須貝フィリップ博士は、次のように述べています。「ValuuCompassの最大の特長は、その比類なき精緻さと方法論の厳格さにあります。多くの既存フレームワークが広範なサステナビリティ開示項目にとどまる一方で、私たちは各目標に対して、具体的かつ測定可能なサブ目標を設定しています。このような詳細なアプローチにより、従来は難しかった企業間・業界間の本質的なベンチマークが実現可能になります。」
須貝博士はさらに続けます。「従来のESGフレームワークは、企業が過去に報告した内容をもとに評価を行いますが、私たちは、経営層が最も重視する、すべてのステークホルダー・エコシステムを通じた、価値創出およびリスク低減の具体的な機会の特定に注力しています。複雑なグローバルバリューチェーンを抱えるテクノロジー企業にとって、この視点は極めて有用です。」
サステナビリティを価値創出の中核へ
今回の提携は、企業のサステナビリティに対する取り組みが、「法令遵守のための報告」から「戦略的価値創出」へと移行している潮流を象徴するものです。特にテクノロジー業界では、競争優位性を維持しながら、より実効性のある環境改善への対応が求められています。
バーンズは次のように述べています。「未来のマーケットリーダーは、サステナビリティがビジネス戦略と切り離されたものではなく、その中核であることを理解しています。自社の影響を定量化し、競合と比較することで、サステナビリティは漠然とした理想から、明確なビジネス上の優位性へと進化するのです。サステナビリティをコンプライアンスとして捉えるのではなく、価値創造の手段として捉える根本的な転換です。」
Valuufyについて
Valuufyは、組織が持続可能な価値を測定し、創出する方法を変革します。2024年に京都で設立されたValuufyは、10年以上にわたる学術研究を基盤とし、同志社大学の社会価値研究センターから生まれました。同社のValuuCompassは、7つのステークホルダーの次元にわたり影響と価値創出を包括的に測定可能にし、サステナビリティを単なる法令遵守から競争優位性へと転換させます。日本、ドイツ、スウェーデン、米国出身の国際チームによって運営されており、企業の隠れたリスクを可視化し、新たな成長機会を見い出し、サステナビリティを通じて測定可能な価値を創出することを支援します。詳細は https://valuufy.com または https://www.linkedin.com/company/valuufy/ をご覧ください。
お問い合わせ先:
Kyle Barnes CEO
Valuufy
メール: news@valuufy.com