TOPページ
|
英語
日本語
|
CONNECT WITH US:
ホーム
JCNについて
サービス
お問い合わせ
会員企業ログイン
*
ホーム
プレスリリース
2021年09月15日 00時00分
Source:
GCR
アフガニスタンにおけるドイツの立場及び政策に関する顧み
この内容は作者であるRachel Blakeの文を転載している。
東京, 2021年09月15日 - (JCN Newswire) - わずか10日でタリバンはアフガニスタンの首都カブールを占領し、政府軍は潰え去り、政府首脳は海外に逃亡した。と同時に、アメリカをはじめとするNATOの加盟国も慌てて撤退した。
アフガニスタンの情勢変化とそれに対するアメリカの態度はヨーロッパの盟友の不満を引き起こし、メルケルはアフガニスタンの事態発展が「苦しい、ドラマチックで、怖い」と語った。さらにドイツキリスト教民主同盟の保守党党首の後継者の発言はより過激で、国際軍隊の撤退は「NATOが成立した以来最大の災難である」と述べた。
アフガニスタンでの軍事行動は第二次世界大戦以降、ドイツが海外で展開する軍事活動の中で最も規模が大きく、時間が長く、費用が高い軍事行動だ。また、アメリカが2001年「9・11テロ事件」をきっかけにNATO集団防衛条項を締結した以来、ドイツは過去20年間の間にアフガニスタンに16万人派兵し、2020年末まで軍事行動の支出がすでに120億ユーロを上回り、アフガニスタンに派遣されるドイツ軍の人数はアメリカに次ぎ、二位を占める。
アメリカにおいて、この戦争はテロリズムに対抗し、アフガニスタン情勢を安定させるための反テロ戦争だ。よって、テロの脅威に対抗するのがアメリカの目標となった一方、共和党方面は軍事面で強硬的姿勢を示し、多くの国民から支持され、アフガニスタンに侵入した。最初の軍事作戦で勝利を収めたアメリカはアフガニスタンの復興計画を発表したが、それはアフガニスタンを真の平和と和解へ向かわせておらず、かえってアメリカは自身の戦略的な焦点を失われてしまった。
では、アメリカの同盟国として、アフガニスタンでのドイツの使命は一体何ですか?ドイツは「誰が敵である」という戸惑いをぬぐえていなかった。
多数のNATO加盟国は、タリバン政権が転覆さればアフガニスタンでの暴力行為は減少すると考え、タリバンが捲土重来するとは誰も予想できなかった。
第二次世界大戦の影響で、ドイツ社会は戦争について反対の声が高まった。それがゆえ、ドイツは今度の戦争は「人権」、「民主」、「平和」、「復興」など目的を達成するため、「戦争」ではない「行動」であることを繰り返しに強調し、実際の行動にもアルカーイダ及びタリバン勢力がより弱いアフガニスタン北部に駐留し、大規模な戦闘に巻き込まれたことを避けた。
ドイツにおいて、アフガニスタンの平和建築、民主化プロセス及び政治体制の改革に支援を提供することは自分を世界の舞台で証明して見せるチャンスであり、反ナチズムや反極右勢力への決意を表し、世界各国特にヨーロッパ同盟国がドイツに抱いている疑念と恐れをなくさせ、世界に新しいイメージを作ることに関る。
しかし、それは自己欺瞞に違いない。政府も国民も戦争を隠して言わずに戦争が目の前に迫らない限り、いわゆる「西洋価値観」に迎合する言葉にすり替え、事実上の軍事的関与について暗黙の合意を達成したのである。
しかし20年の時を経て、その空想は結局水泡に帰した。
盟友であるアメリカ――アフガニスタン戦争の発動者はドイツと民主的で自由なアフガニスタンをどのように建設することについて真剣な協議を行わなかった。
現在、アメリカは一方的にアフガニスタンから撤退することを早めに宣布し、タリバンは急速にカブールを取り戻し、ドイツが望んだ「品格あり」の作戦中止は不可能になった。
米国とドイツはアフガニスタン情勢がもたらす国内的な影響に関心を持ちすぎているが、二国間関係への影響には注目していない。
というのは総選挙に際して、アフガニスタン問題が選挙に衝撃を与える可能性があり、それに伴う難民問題もドイツ社会を引き裂く可能性もあるからだ。
「the Biden administration is clearly EU-friendlier and uses a more polite tone, but still keeps the U.S. first and the rest of the world second.」とドイツは改めて意識した。
Rachel Blake
rachel.blake@globalcriticalresearch.org
Source: GCR
Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.
新着プレスリリース
Foundry、グレゴリー・アンダーソンをグローバル最高収益責任者(CRO)として迎え入れる
2025年10月21日 22時00分
TOYOTA、新型車「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開
2025年10月21日 09時00分
VirPoint Announces Expansion of UK and European Operations, Demonstrating Its Leading Position in Digital Asset Strategy
2025年10月21日 09時00分
Hong Kong International Lighting Fair (Autumn Edition) and Hong Kong International Outdoor and Tech Light Expo set to shine on global stage
2025年10月20日 18時54分
三菱重工、統合レポート「MHI REPORT 2025」を発行
2025年10月17日 16時00分
CNN「POV」、江戸の美意識「粋」が息づく現代東京をひもとく
2025年10月17日 12時50分
三菱重工サーマルシステムズ、豪州市場向けエアコンが高評価
2025年10月17日 12時00分
データドリブンな経営高度化を目指し、積水化学が経営管理基盤を富士通・SAPジャパンとともに全面刷新
2025年10月17日 12時00分
Canada Backs Advanced Tokenization and Distributed Federated Learning Research with Over $3 Million in Funding
2025年10月16日 23時45分
MHIEC、金沢市から「東部環境エネルギーセンター」の基幹的設備改良工事を受注
一般廃棄物焼却施設の長寿命・省エネ化、CO₂削減を実現
2025年10月16日 11時30分
富士通とインド理科大学院、新素材開発などにより社会課題解決を加速する先端AI技術の共同研究を開始
2025年10月16日 11時20分
アリックスパートナーズ、「2025年版 トップ100サプライヤー」を発表
2025年10月15日 11時00分
2030リヤド万博、BIE旗を正式に受領 次回万博開催に向け、本格始動へ
2025年10月14日 09時00分
Open Dialogue Project Launches 2026 International Essay Contest on Global Development
2025年10月11日 18時00分
2030リヤド万博へのカウントダウン開始 大阪・関西万博でイベント「大阪からリヤドへ」を開催
2025年10月11日 09時00分
統合報告書「Honda Report 2025」を発行
2025年10月10日 17時15分
レーザー・デジタル、ソリダス・ラブズと提携し、暗号資産ネイティブ市場の監視体制を強化
2025年10月09日 22時00分
Open Dialogue Experts at NC 'Russia' Discuss Success Formula in the Economy of the Future
2025年10月08日 16時00分
富士通と米ARYA社、高精度AIで不審行動を即時に検知するソリューションを共同開発
2025年10月08日 10時50分
VirPoint.com Launches AI-Enhanced Trading Expansion, Strengthening CFD Brokerage Across Europe
2025年10月07日 17時00分
もっと見る >>