TOPページ
|
英語
日本語
|
CONNECT WITH US:
ホーム
JCNについて
サービス
お問い合わせ
会員企業ログイン
*
ホーム
プレスリリース
2023年05月18日 16時00分
Source:
Hitachi, Ltd.
由風BIOメディカルが、日立グループとの協創で構築した細胞培養加工施設とバリューチェーン統合管理プラットフォームを活用した再生細胞薬の提供を開始
東京, 2023年05月18日 - (JCN Newswire) - 沖縄県を拠点に再生医療事業を展開する由風BIOメディカル(以下、由風BIO)は、日立グローバルライフソリューションズ株式会社(以下、日立GLS)および株式会社日立製作所(以下、日立)との協創を通じて構築した最新式の細胞培養加工施設/Cell Processing Center(以下、CPC)とバリューチェーン統合管理プラットフォームを活用した再生細胞薬の製造・供給を2023年6月から開始する計画です。
由風BIOが自社工場内に導入した日立GLSの「次世代モジュール型CPC」は、グローバル基準の品質を確保でき、豊富な導入実績があります。また、患者や細胞、細胞から製造した製品などの情報を、細胞の採取から患者への投与までのサプライチェーン全体で一元管理する日立のLumada*1ソリューション「再生医療等製品バリューチェーン統合管理プラットフォーム/Hitachi Value Chain Traceability service for Regenerative Medicine(以下、HVCT RM)」は、病院や物流企業などのステークホルダーがクラウド上でスムーズに情報連携できるため、製品のトレーサビリティを確保し、取り違いを防ぎます。なお、本件は薬機法*2の領域において実績のある日立のHVCT RMを再生医療等安全性確保法*3の領域に適応する国内初*4の取り組みとなります。
これらの活用により、由風BIOは再生医療における安心・安全な製造と流通を実現します。
背景
診断医療の技術革新や再生医療の社会実装に取り組む由風BIOは、沖縄県内で再生細胞薬のCMO事業を開始するために、より安心・安全な製造・流通を実現すべく2020年から準備を進めてきました。
医薬品は製品の品質が人命に関わることから、グローバル基準の品質管理を確保できる製造施設に加え、サプライチェーン上の各業務と記録に対し厳格な管理が求められています。特に細胞薬などを含む再生医療等製品の流通においては、患者や細胞提供者から採取した細胞を培養して患者に投与する特徴から、全工程にわたる細胞・製品の個体管理や情報トレースが必要とされます。ところが、CMO、病院、物流企業などのステークホルダー間の情報連携は主にメールや電話などで行われていました。
こうした中、プロダクト、OT、ITを併せ持つ強みを生かし、お客さまのサプライチェーンの「際(きわ)」*5の課題を解決する「トータルシームレスソリューション」*6を展開する日立グループは、大手製薬企業や研究所などに豊富な納入実績のある日立GLSの「次世代モジュール型CPC」の導入と、製薬業界で実績のある日立のHVCT RMを活用したプラットフォームの構築を組み合わせることにより、由風BIOの安心安全な再生細胞薬の製造・流通を実現しました。
本取り組みの特長
(1) 日立GLSの「次世代モジュール型CPC」を導入
- モジュール型の独立構造のため設置・増設が容易で、組み立て期間の短縮が可能
- FFU(ファン付きフィルターユニット)による室圧制御で省エネを実現
- 次世代モジュール型CPCを起点に、コンサルティングから設計、施行、運用、保守までを幅広くサポートするワンスストップインテグレーションで、再生医療バリューチェーンにおける課題を解決
- 病院、製薬会社、アカデミアなどさまざまなエンドユーザーの要望する仕様に柔軟かつスピーディーに対応
- 再生医療分野における幅広いノウハウと実績で、顧客のペインポイントに迅速に対応
(2) 日立の「HVCT RM」を導入
- 病院、製薬企業、CMO/CDMO*7、物流企業など、再生医療の流通に関連するすべてのステークホルダーが共通に利用可能で、クラウド上でスムーズに連携することができるため、製品のトレーサビリティを実現し、品質・安全の確保に貢献
- 共通基盤を用いたデータ一元管理による、業務・企業間連携における煩雑さの軽減
- 各ステークホルダーの業務(イベント)進捗のリアルタイム共有による、スケジュール調整の迅速化
- 薬機法領域において導入実績のあるHVCT RMを再生医療等安全性確保法の領域へ適用し、細胞薬トレーサビリティ担保を実現
- 日立が持つ実運用に即した標準業務フローをベースにFIT&GAP分析を行い、スピーディーかつ初期コストを抑えた導入を実現
今後の展開
由風BIOは、今回の仕組みを活用した再生医療CMO事業を進めることで、製造データを蓄積するとともに、今後、HVCT RMの活用範囲を予後まで拡げ、製造データと予後データを掛け合わせることで、再生細胞薬の安全性・有効性評価などにつなげていきます。そして、患者様がより安心して再生医療による治療を受けることができる世の中をめざします。
日立グループは、今後普及が見込まれる再生医療分野において、細胞培養加工施設、細胞自動培養装置、安全キャビネット、検査装置などのプロダクトから、製造実行システムなどのOT、再生医療等製品バリューチェーン統合管理プラットフォームなどのITまで、幅広いラインアップを有しています。これらの製品・ソリューションを組み合わせて、お客さまの課題を解決する「トータルシームレスソリューション」の提供をめざします。
由風BIOメディカルについて
2020年6月、キヤノン株式会社(2020年5月退職)でライフサイエンス系全社プロジェクトをプロジェクトマネージャーとしてけん引した実績のある代表取締役社長 博士(工学)中濵数理と、那覇市出身の実業家である代表取締役副社長 谷正風が共同で設立し、沖縄県うるま市の沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター・沖縄バイオ産業振興センターを拠点に事業展開を進めるバイオベンチャーです。
日立グローバルライフソリューションズについて
日立グローバルライフソリューションズは、家電・空調を中心としたプロダクト事業、ソリューション事業に加え、これまで培ってきた事業基盤と日立グループの総合力、またデジタル技術を活用したイノベーションを通じて、「360°ハピネス ひとりひとりに、笑顔のある暮らしを」という想いのもと、「暮らしの充実」「医療の高度化、充実」「循環型社会」そして「低環境負荷」の4分野を中心に生活者のQoL向上に貢献するライフソリューションの創出、さらにグローバルアライアンスの強化による日立ブランド製品の海外販売とライフソリューション事業の海外展開を加速していきます。
日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。
https://www.hitachi.co.jp/
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/05/0518a.html
Source: Hitachi, Ltd.
セクター: Enterprise IT
Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.
関連プレスリリース
日立がGreen x Digitalコンソーシアムにおいて、仮想サプライチェーンでのCO2データ連携の実証実験に成功
2023年08月09日 13時00分
コマツと日立が技術供与し、デンヨーが開発・製品化した水素混焼発電機をコマツ 小山工場に導入
2023年08月08日 11時00分
日立と通天閣観光、大阪のシンボル通天閣でリニューアルしたLED看板を9月に点灯開始
2023年07月26日 14時00分
日立、国内初 融資の申込から融資実行後の管理まで一連の業務をデジタルで完結する「金融機関向け融資DX推進サービス」を提供開始
2023年07月21日 12時00分
日立Astemo、交差点や単路での衝突被害軽減ブレーキを可能とする広角ステレオカメラによるセンシングシステムがいすゞの新型エルフに採用
2023年07月14日 13時50分
日立、シリコン量子コンピュータの実用化に向け、大規模集積に適した新たな量子ビット制御方式を提案
2023年06月12日 13時00分
日立、AWSとの協創によりハイブリッドクラウドソリューションを強化
2023年06月06日 11時00分
日立、青森県向けに「流域治水 浸水被害予測システム」を初納入、本格運用開始
2023年05月25日 11時00分
米国アリゾナ州と日立ヴァンタラが、優れたデータ分析とモダンアナリティクスで 貴重な水資源を確保
2023年05月23日 12時00分
日立と東芝が台湾向け高速鉄道車両を約1,240億円で受注
2023年05月19日 11時00分
もっと見る >>
新着プレスリリース
Evergreen Profits Invests in Academic Labs Following $AAX Listing on Biconomy, Advancing a Universal Knowledge Layer for Decentralized AI Learning
2025年09月27日 15時00分
富士通とロート製薬、アイケアへの意識向上を促す共創の取り組みを開始
2025年09月26日 12時00分
九州電力、IIJ、QTnet、1FINITY、ノーチラス・テクノロジーズ、地域分散型デジタルインフラを構築・検証する実証プロジェクトを開始
2025年09月24日 18時40分
China Medical System (867.HK; 8A8.SG) Signed Collaboration Agreements for Two Innovative Biologics Used for Passive Immunization Against Tetanus and Rabies
2025年09月23日 13時15分
三菱重工、人事異動を発表
2025年09月22日 14時00分
NeoLoad 2025.1 - 新しいUI、SAP対応の拡張
2025年09月18日 13時00分
Honda、2025年10月発売予定の「VEZEL e:HEV RS」をホームページで先行公開
2025年09月18日 11時15分
Open Doors to the Asian Market: Seoul Bio Hub-Celltrion Launches 'Global Open Innovation' for U.S. Startups
2025年09月17日 18時30分
NTTと三菱重工、大気の影響が強い環境下でのレーザ無線給電で世界最高効率を達成
2025年09月17日 16時00分
富士通と日本IBM、テクノロジーを活用した共創を通じたより良い社会の実現を目指して協業検討を開始
2025年09月17日 14時30分
KKR、保険見直し本舗グループの買収を完了
2025年09月16日 16時00分
Trading Central Launches FIBI: AI-Powered Financial Assistant Live Across Research Tools
2025年09月16日 10時15分
三菱重工、バイオエタノール膜分離脱水システム開発のパイロットプラントで所期性能達成
2025年09月12日 11時50分
KKR、トプコンに対する公開買付けを完了
2025年09月11日 17時00分
川崎市×富士通で、古着類等の回収・リサイクル、CO2削減貢献量の可視化をスタート
2025年09月11日 10時20分
IFBH Interim Results Shine: Outpacing Industry Growth with Promising Value-Growth Prospects Catalyzed by Stock Connect
2025年09月10日 12時17分
三菱造船、独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校殿向け練習船の命名・進水式一般見学募集開始
2025年09月10日 11時30分
LEXUS、「IS」の新型モデルを世界初公開
2025年09月09日 13時40分
三菱重工グループ、外来植物駆除のボランティア活動を秋田県藤里町で展開
2025年09月09日 12時00分
富士通、AIの軽量化・省電力を実現する生成AI再構成技術を開発し、富士通の大規模言語モデル「Takane」を強化
2025年09月08日 11時20分
もっと見る >>