2025年03月07日 11時08分

Source: Fujitsu Ltd

富士通、「ジョブ型人材マネジメント」に基づく採用方針を発表

東京, 2025年3月7日 - (JCN Newswire) - 当社は、2030年に向けた価値創造のVisionである、「デジタルサービスによってネットポジティブを実現するテクノロジーカンパニー」を目指す上で、事業ポートフォリオと連動した人材ポートフォリオ変革を加速しており、「ジョブ型人材マネジメント」の考え方に基づく一貫した施策によって組織・ポジションの見直しやポスティング制度による人材流動化を促進してきました。

そのような方針の中で、採用活動においても、変化の激しい環境下で社会課題の解決やお客様のニーズに応えるために求められるソリューションやテクノロジーに即応しながら、適所適材を実現するため、今後は新卒採用・キャリア採用の区分にこだわらず、必要な職務を担う人材を、計画数を定めずに通年でフレキシブルに採用していきます。

獲得を強化していく人材像

Fujitsu Uvance」を中心とする当社のビジネス拡大に向けて重要となるコンサルティングやビジネスアプリケーションに加え、AIやコンピューティングなどをはじめとする最先端のテクノロジー開発に資する人材を中心に獲得していきます。また、様々な研究領域で高い専門性を有する博士人材についても、当社が展開する幅広いビジネス領域において即戦力人材としての活躍を期待しており、獲得を一層強化します。

採用や処遇に関する当社の対応と考え方

当社は、2020年より段階的に「ジョブ型人材マネジメント」の導入を開始し、人事制度の改革を進めてきました。報酬については、2023年に全社員を対象として年収を平均約7%、最大24%引き上げ、ジョブレベルに応じてグローバルにマーケット競争力のある報酬水準へと大幅な底上げを実施しました。事業部長クラスは年収約2,000万円から3,000万程度、課長クラスは年収約1,200万円から1,300万円程度、リーダークラスは年収約1,000万円以上になります。

その上で、2024年には、2026年度以降の新卒入社者も「ジョブ型人材マネジメント」の考え方に基づき、学部卒や修士卒といった学歴別の一律初任給ではなく、ジョブレベルに応じた処遇へ切り替えることを発表しました。ジョブレベルに紐づいて、大半の新卒入社者は年収約550万円から700万円程度となる見込みで、高度な専門性を有しさらに高いジョブを担う人材は年収約1,000万円程度になることもあります。

この考え方は、単に初任給水準の議論ではなく、従来と比較して、若手社員により専門性や付加価値の高い仕事を担ってもらい、その仕事に見合った報酬で処遇するというものです。これまで、入社後数年間で行っていたような一部の定型的な業務はAI活用や業務プロセス改革によって見直し、成長意欲が高い若手人材が魅力を感じるような高いレベルの仕事に、入社後早い段階から就いてもらいます。当社は、報酬だけで社員を処遇するのではなく、報酬と、その報酬に見合うジョブにチャレンジできる機会の提供も含めて社員を処遇していきます。入社後に社員の成長を促し、よりハイレベルなジョブにチャレンジできるよう、人材育成に対して積極的に投資するとともに、ポスティングに応募する機会の提供などにより、自身のパーパス実現に向けた挑戦を後押ししていきます。

また、新卒入社者に対して「ジョブ型人材マネジメント」の考え方を適用していくためには、従来のように毎年計画数を定めて一斉のタイミングや一律のレベルで採用するという考え方を改める必要があり、あらかじめ計画数を定めずに必要な職務を担う人材を通年でフレキシブルに採用していくこととしました。そのために、従来から受け入れていた研究開発職はもとより、ソリューションエンジニアやセールスなどビジネス部門で幅広い職種を対象に、入社前に1か月から6か月にわたり各現場へ入り込んでより実践的な業務に挑戦できる有償インターンシップの機会を増やし、ビジネスやデジタルツール活用などの基礎スキルの習得などに役立ててもらうともに、当社と学生の双方が入社後の働く姿をイメージできる機会を創出します。また、他社インターンシップ経験や起業などの実ビジネス経験、研究活動による高度な専門性なども加味し、即戦力性の高い人材として採用を行っていきます。なお、従来から「ジョブ型人材マネジメント」の考え方を適用しているキャリア人材の採用においては、ビジネス拡大やテクノロジー開発をリードできるような優れた経験を積んだ人材について、管理職やリーダークラスでの採用を強化していきます。

当社は、今後も自社の変革に継続的に取り組み、イノベーション創出と社会や社員のWell-beingを促進させ、多様な人材にとって魅力のある企業を目指します。

URL https://pr.fujitsu.com/jp/news/2025/03/7.html 

Source: Fujitsu Ltd
セクター: Enterprise IT

Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


富士通、偽・誤情報や新たなAIリスクに対応する国際コンソーシアム「Frontria」を創立
2025年12月02日 10時50分
 
富士通、AIの活用により、10万原子超からなる全固体電池界面構造の高精度・長時間分子動力学シミュレーションを実現
2025年12月01日 11時10分
 
富士通、企業をまたがるサプライチェーンを最適に運用するマルチAIエージェント連携技術を開発し、実証実験を開始
2025年12月01日 10時10分
 
富士通、保険業界の基幹業務を支える次世代プラットフォーム「Fujitsu Cloud for Insurance Japan Edition」を提供開始
2025年11月28日 10時45分
 
富士通、日本精工様の軸受製品のプロダクトライフサイクルにおける環境価値創出を支援するプラットフォームを構築
2025年11月28日 10時30分
 
富士通と山口大学、小型衛星上で冗長構成GPUによる準リアルタイム画像処理を実現する低電力エッジコンピューティング技術を開発
2025年11月27日 11時40分
 
富士通、藻場のブルーカーボンを効率よく定量化する海洋デジタルツイン技術を開発し、Jブルークレジット認証を獲得
2025年11月26日 10時20分
 
富士通、食品流通業界向け基幹システムの機能を網羅するソリューション「Fujitsu 食品流通 Sync Service」を体系化し、1,500以上の機能を順次提供開始
2025年11月20日 10時20分
 
富士通 Japan、生成 AI を活用した医療文章作成支援サービスを名古屋医療センター様に導入し、退院サマリを対象に本格運用開始
2025年11月19日 11時10分
 
富士通、Business Creation LabでAWSジャパンと流通・サービス業界の未来を変革、生成AIで加速
2025年11月17日 12時00分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>