2015 Linux Jobs Report: Linux専門家に大きな需要

2015年03月05日 10時40分

Source: The Linux Foundation

オープンクラウドプラットフォームの普及により、Linux専門知識の需要が増大。会社トップの役職に認定資格を持つ専門家を求める人材採用担当者が増加。

NEW YORK, NY & SAN FRANCISCO, CA, 2015年03月05日 - (JCN Newswire) - 人材採用担当者とLinux専門家へのアンケートに基づいたLinux就職市場の予測レポートの2015 Linux Jobs Reportによれば、人材採用者はLinuxスキルを持つ人材の採用に力を入れるようになっています。人材採用担当者はまた、応募者に資格があるかどうかを判別するために、正式な研修と認定を受けた証明を求めるようになっています。

2015 Linux Jobs Reportには、人材採用責任者(1,010人)とLinux専門家(3,446人)から得られたデータが掲載されており、Linuxキャリアの市場の概況や、この業界の専門家たちを動機付けるものについて述べられています。

このレポートの目的は、業界には最新のLinux求職状況や、専門家がやりがいのあるLinuxの仕事の機会をどうしたら見つけやすくできるかについて、雇用主には資格を持つ人材を惹きつけて維持する方法について、情報を提供することです。今年で4年目になるLinux Jobs Reportは、技術およびエンジニアリング専門家向けの大手キャリアサイトのDiceと、Linuxとコラボレーティブ開発の成長のサポートを専門とする非営利団体のLinux Foundationにより制作されました。

「ソフトウェアがますますユビキタスなものになるにしたがって、Linux人材を求める競争は激化しています。」と、Dice社長のShravan Goliは述べました。「人材採用担当者は、人材を惹きつけるのに適したインセンティブを確実に揃える必要があります。専門家は、クラウドなど需要が増大している分野の知識とスキルがあることを証明する必要があります。」

レポートの主な統計には次のものがあります。

-- 人材採用担当者のほぼ全員が、今後6か月にLinux専門家を採用しようと考えています。新しいLinuxベースのシステム、プロジェクトおよび製品が常に登場している現在、そのすべてをサポートする適切な人材を採用することは、雇用主にとって成長継続のための最優先事項です。人材採用担当者の97%は、次の6か月に他のスキル分野に関係するLinux人材を採用すると答えています。

-- オープンクラウドプラットフォームの成長により、適切な専門知識を持つLinux専門家の需要はさらに増えています。人材採用担当者の42%はOpenStackとCloudStackの経験の有無が採用決定に大きな影響があると回答しており、23%がセキュリティの専門知識が求められていると回答し、19%はSDN (Software-Defined Networking)のスキルを持つLinux人材を探していると答えています。

-- 今年の求職市場ではLinux認定を持つ専門家が特に有利で、人材採用担当者の44%はLinux認定を持つ応募者をさらに多く雇用する予定と回答し、54%はシステム管理者の応募者に認定または正式な研修を受けていることを期待すると回答しています。

「Linux人材の需要は順調に増大しており、雇用者が応募者に必要なスキルセットがあることを確認できることは、ますます重要になっています。」と、Linux Foundation事務局長のJim Zemlinは述べました。「正式な研修と認定は、資格を持つ人材を見分ける鍵であり、Linuxの関係者が増えるほど、専門家には他の人たちとの違いとの差を示す必要が出てきます。」

2015 Linux Jobs Reportには、雇用主が現在Linux人材を求めている理由や、Linux専門家にとって最大な動機は何かなど、重要な発見についてのデータも含まれています。レポート全文は http://bit.ly/1NisuO6 からダウンロードできます。

2015 Linux Jobs Reportの調査方法

2014年12月にDiceとLinux Foundationは人材採用担当者とLinux専門家に、Linux人材の需要と優先事項についてアンケートを行いました。調査対象者は、企業、中小企業(SMB)、政府機関、および人材派遣会社の人材採用担当者でした。回答者は1,000人以上で、勤務先の本社所在地の内訳は北米が66.9%、ヨーロッパ13.3%、アジア6%、南米3.8%、アフリカ1.9%、メキシコおよび中米2%、日本0.2%、中東1.6%、オーストラリア/ニュージーランド1%未満でした。アンケートへの参加資格は、回答者が昨年最低1人のLinux専門家を雇用する必要があったか、2015年にLinux専門家を雇用予定であることで、回答者は必要に応じて質問に複数のチェックをつけることができました。さらに、3,400人以上のLinux専門家がアンケートに回答し、そのうち27%がLinux専門家として10年以上の勤務経験があると答えました。

Diceについて

技術は企業に力を与えます。専門家は技術に力を与えます。Diceは前に進みたい専門家と雇用主に機会、知見および人脈を迅速に提供します。どうすれば効率的に前に進めるかについては www.dice.com をご覧ください。

Linux Foundationについて

Linux Foundationは、Linuxの成長とコラボレーティブなソフトウェア開発を推進するための専門の非営利コンソーシアムです。 Linux Foundationは、2000年に設立され、Linuxの創始者Linus Torvaldsの業績に対するスポンサー活動を行い、会員企業・団体とオープンソース開発コミュニティのリソースを結集して、Linuxオペレーティングシステムとコラボレーティブソフトウェアの宣伝、保護、推進などを行っています。Linux Foundationはコラボレーションと教育のための中立的フォーラムで、コラボレーティブプロジェクトや、LinuxConなどのLinuxコンファレンスを主催し、Linuxおよびコラボレーティブソフトウェア開発の理解を進めるための、独自のLinuxリサーチやコンテンツ作成を行っています。詳しい情報は www.linuxfoundation.org をご覧ください。

商標: The Linux Foundation、Linux Standard Base、MeeGo、TizenおよびYocto Project は、The Linux Foundationの商標です。LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。

お問い合わせ先
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+1-415-420-7880
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